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小説 高橋是清 第100話 ポーツマス講和会議=板谷敏彦

    (前号まで)

     日露戦争終結は近い。第4回日本公債発行を成功させた是清は英国王エドワード7世に謁見する。小村寿太郎外務大臣は講和条約の全権代表として既に日本をたった。

     明治38(1905)年7月末。

     是清がエドワード7世への拝謁で慌ただしくしている頃、深井英五のもとには兄事する国民新聞社社主の徳富蘇峰から手紙が届いた。

     国民新聞は桂太郎内閣の御用新聞と呼ばれ、政府寄りの記事を掲載していたが、それ故に蘇峰は国情をよく理解していたのである。

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