教養・歴史 書評 『ウイルスVS人類』 瀬名秀明、押谷仁、五箇公一、岡部信彦、河岡義裕、大曲貴夫、NHK取材班著 文春新書 800円 2020年7月31日 『ウイルスVS人類』 瀬名秀明、押谷仁、五箇公一、岡部信彦、河岡義裕、大曲貴夫、NHK取材班著 文春新書 800円 NHK-BS1で放送した内容がベースとなっている本書。感染症学、ウイルス学、生態学など、日本を代表する各界の学者たちが、新型コロナウイルスについて論じる。テーマは、ウイルスの特徴から始まり、過去のパンデミックから学ぶこと、都市化と感染症拡大、経済的損失をできるだけ出さない感染症対策、有効な治療薬の模索と具体例、ワクチン開発の最前線、接種の優先順位、ワクチン免疫の持続性、流行が終わる見通し等々と実に幅広い。(T) 前の記事 『終わりなき〈いくさ〉』 藤原健著 琉球新報社 2000円 次の記事 コロナが問う出版社のITセンス=永江朗 文字サイズ 小中大 印刷