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小説 高橋是清 第103話 整理公債=板谷敏彦

     (前号まで)

     賠償金獲得を断念した日本政府を、欧米メディアや金融市場は無駄な流血と出費を止めたと評価するが、国内では大衆の怒りと不満の声が高まり日比谷焼討事件が発生する。

     明治38(1905)年9月8日、ポーツマス会議後の日比谷焼討事件に揺れる東京で鉄道王ハリマンが活発に活動している頃だ。

     ロンドンの是清に松尾臣善(しげよし)日本銀行総裁から電報が入った。日露戦争の軍事作戦は終わったが、財務担当者の戦争はいまだ終わっていなかった。

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