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教養・歴史 書評

『甘いバナナの苦い真実』 石井正子編著 コモンズ 2500円

『甘いバナナの苦い真実』 石井正子編著 コモンズ 2500円

 日本人が最も多く食べている果物・バナナ。1982年、アジア学者の鶴見良行は、バナナ生産の裏に潜む低賃金労働や農薬の危険を著書『バナナと日本人』で克明に暴き出し、同書はロングセラーとなった。それから約40年。農業経済学者、農薬の専門家ら7人が結集した本書では、正規雇用を求める労働者の闘いや多国籍アグリビジネス再編とバナナの関係など、より複雑化しつつも依然として劣悪な環境にあるバナナ栽培・流通の現状をリポートする。(K)

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経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

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