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教養・歴史 書評

『ポストコロナの資本主義』 岩村充著 日経BP 1600円

『ポストコロナの資本主義』 岩村充著 日経BP 1600円

 グローバリズムのなか、国家は資本を呼び込むべく、企業や富裕層を優遇する競争にいそしむ。著者は、この傾向は今後さらに加速すると懸念する。ツケを負うのは中間層だ。本書は、国家・企業・通貨の底流を読み解くだけにとどまらず、流れに抗するためのアイデアを提起。消費税に所得税・法人税を取り込むことやブロックチェーンを用いた接触履歴記録システム、株式会社に代わる組織形態の必要性など、いずれも思考を刺激する内容ばかりだ。(A)

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経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中郁次郎 一橋大学名誉教授「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化■大垣昌夫23 Q&Aで理解す [目次を見る]

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