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小説 高橋是清 第111話 日露戦争が残したもの=板谷敏彦

    (前号まで)

     娘の和喜子が親友ヤコブ・シフのもとでホームステイをする最中、是清はシフですら難色を示す第6回公債発行に奔走、英国での公債発行を強行する。

     明治40(1907)年5月10日、高橋是清と深井英五は日露戦争にまつわるすべての資金調達を終えて帰国した。是清にとってはこれが人生最後の海外渡航になった。この時是清は52歳、日本銀行副総裁のまま横浜正金銀行頭取も兼ねている。また貴族院の勅撰(ちょくせん)議員でもある。

     ここで、日露戦争がこの後の時代に残したものを整理しておきたい。もちろん是清に関連する政治や経済的な視点からだ。

    残り2484文字(全文2750文字)

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