教養・歴史 書評 『コロナ移住のすすめ』 藻谷ゆかり著 毎日新聞出版 1500円 2020年10月16日 『コロナ移住のすすめ』 藻谷ゆかり著 毎日新聞出版 1500円 リモートワークにより、通勤しやすい都市部に住む必要が薄れつつある。ならば環境のよいところに移りたいと思う人が増えるなか、本書は地方移住20事例をもとに暮らしのリアルを示す。いずれも単に住まいを移すにとどまらず、働き方も、働く中身も変わっていくことが印象的だ。その地に根ざした仕事と暮らしを模索する姿におのずと、自分自身はどんな生き方を望むのかと考えさせられる。移住する、しないによらず、立ち止まって手に取りたい。(A) 前の記事 映画も大ヒット!『鬼滅の刃』で集英社が絶好調の一方、マンガを持たない出版社に「雑誌という不良債権」が重くのしかかっている(永江朗) 次の記事 取次大手2社が物流で協業へ=永江朗 文字サイズ 小中大 印刷