教養・歴史書評

『電池の覇者』 佐藤登著 日経BP 1800円

『電池の覇者』 佐藤登著 日経BP 1800円

 乾電池が発明されたのは1887年。なんと133年前のことだ。発明者は、「乾電池王」の異名を持つ屋井先蔵(やいさきぞう)。以来、乾電池製造においては、日本は長く世界をリードしてきた。本書はまず、電池の技術的進化と、大きな革命を起こしたといわれるリチウムイオン電池について解説。やがて中国と韓国が巨額投資をして世界市場がバトル状態になり、車載用電池や定置型蓄電池をめぐるめまぐるしい攻防の様子なども入念な取材と共に詳細にリポートする。(K)

インタビュー

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

4月9日号

EV失速の真相16 EV販売は企業ごとに明暗 利益を出せるのは3社程度■野辺継男20 高成長テスラに変調 HV好調のトヨタ株 5年ぶり時価総額逆転が視野に■遠藤功治22 最高益の真実 トヨタ、長期的に避けられない構造転換■中西孝樹25 中国市場 航続距離、コスト、充電性能 止まらない中国車の進化■湯 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事