教養・歴史 書評 『地域衰退』 宮﨑雅人著 岩波新書 800円 2021年2月5日 『地域衰退』 宮﨑雅人著 岩波新書 800円 政府主導で「地方創生」の取り組みが続いているが、成果は上がっているのだろうか。著者は「医療や教育が成り立ちにくくなるほど人口減少が進んだ状態」を「臨界点」と定義し、少なくない地域がこれに該当すると指摘する。そして、商店数や空き家の数など具体的にデータを示し、もはや「企業城下町」が成立しなくなったこと、農業の大規模化が農家を追い詰めている実態などを分析。さらにはこの衰退をどう食い止めるかについて述べていく。(K) 前の記事 NO.1ストラテジストが教える米国株投資の儲け方と発想法 菊地 正俊著 日本実業出版社 1500円 次の記事 『医療の外れで』 木村映里著 晶文社 1600円 文字サイズ 小中大 印刷