教養・歴史 書評 『にほんでいきる』 毎日新聞取材班編 明石書店 1600円 2021年2月19日 『にほんでいきる』 毎日新聞取材班編 明石書店 1600円 2020年度新聞協会賞、19年度日本新聞労働組合連合ジャーナリズム大賞優秀賞をW受賞したキャンペーン報道を書籍化。小中学校に通っているかどうか分からない「就学不明」の外国籍児は、国内に1.6万人──。取材班の自治体アンケートで明らかになった数字は、外国籍児の学ぶ権利の乏しさを表していた。学べない子どもたちは、どんな状況下に置かれているのか。かき消されそうな小さな声に耳を傾け、異国で生きるリアルな姿を浮き彫りにする。(S) 前の記事 『医療の外れで』 木村映里著 晶文社 1600円 次の記事 『経済学の堕落を撃つ』 中山智香子著 講談社現代新書 1000円 文字サイズ 小中大 印刷