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教養・歴史 書評

『人類はふたたび月を目指す』 春山純一著 光文社新書 780円

『人類はふたたび月を目指す』 春山純一著 光文社新書 780円

 米国が人類を月に送り込んでから半世紀。日本の宇宙開発の第一人者が、今また多様な国や民間企業が月を目指している激しい競争の最前線を紹介する。月面の水の有無を突き止めようと各国がしのぎを削る中、著者が開発を率いた衛星の地形カメラが世界で初めてクレーターの中の影を詳細に撮影、大きな発見につながった話など、真の姿に肉薄する過程はめっぽう面白い。月面開発で地球に先駆けた社会を構築できる可能性があるとの予測に夢を感じる。(W)

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経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

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