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教養・歴史 書評

『わたしたちが沈黙させられるいくつかの問い』 レベッカ・ソルニット著 左右社 2200円

『わたしたちが沈黙させられるいくつかの問い』 レベッカ・ソルニット著 左右社 2200円

「♯MeToo」運動で女性たちは、沈黙を破って性暴力の被害を訴え始めた。フェミニズムをその筆で担う米作家のエッセーは、あらゆる場面で女性に向けられる抑圧に対し、ユーモアを交えて切り返して無効化する。「沈黙と恥には感染力がある。勇気と声をあげることだってそうだ」と力づける。日本の元首相は、会議で女性が続けて発言することを「競争意識が強い」と解したが、ソルニットに言わせれば、誰かの勇気ある発言を支える連帯なのだ。(A)

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経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

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