教養・歴史書評

『真実をつかむ』 相澤冬樹著 角川新書 900円

『真実をつかむ』 相澤冬樹著 角川新書 900円

 森友学園問題でスクープを放ち、一躍注目された著者。そのせいでNHKの報道部門を外され退職した後も、一貫して取材を続けてきた。本書は新米記者時代に始まり、昭和から平成への移行期、阪神・淡路大震災、JR福知山線脱線事故などを経験してきた著者が、自らの取材方法をすべて明かしてつづるジャーナリズム論だ。そしてネタ(情報)を取ること、「真実をつかむ」ことを、契約の獲得や売り上げ増に相通じる行為として論じたビジネス書でもある。(K)

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