教養・歴史書評

『環境社会学入門』 長谷川公一著 ちくま新書 968円

『環境社会学入門』 長谷川公一著 ちくま新書 968円

 1970年代にアメリカで提唱され、生まれた環境社会学。人間の営む社会もまた、景観や地形、気候といった自然環境から自由ではありえないという認識に立つ学問である。第一人者として研究を続けてきた著者は、入門書を記すにあたって「パーソナルな物語として示すことにした」と書く。社会学との出会いに始まり新幹線公害の衝撃、青森県六ケ所村との関わりなど、その個人史を通じて、持続可能な未来を切り開くための環境社会学の意義を解説する。(K)

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