「学歴はいいが実績がない」「手柄を横取りする」「権力者に取り入る」キリンの業績低迷をもたらした「サラリーマン茶坊主社員」の正体
有料記事
”天才マーケター”と呼ばれた前田仁(ひとし・1950~2020年)。
彼が生んだヒット商品は数多いが、最大のヒット作は「一番搾り」(1990年3月22日発売)だろう。
時は1989年。日経平均株価が連日上昇を続けていた、バブル末期のことである。
年明けから、前田のチームは「一番搾り」の開発に着手していた。
芸術家など社外の人脈を頼りに、新商品のアイディアを探っていた前田の前に、突如、予期せぬ”敵”が現れたのだった。
残り4426文字(全文4631文字)
週刊エコノミスト
週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める