新規会員は2カ月無料!「年末とくとくキャンペーン」実施中です!

週刊エコノミスト Online キリンを作った男・前田仁

「学歴はいいが実績がない」「手柄を横取りする」「権力者に取り入る」キリンの業績低迷をもたらした「サラリーマン茶坊主社員」の正体

1990年キリン一番搾り生ビール 新発売時ポスター 、俳優の緒形拳さん(キリンビール提供)
1990年キリン一番搾り生ビール 新発売時ポスター 、俳優の緒形拳さん(キリンビール提供)

”天才マーケター”と呼ばれた前田仁(ひとし・1950~2020年)。

彼が生んだヒット商品は数多いが、最大のヒット作は「一番搾り」(1990年3月22日発売)だろう。

時は1989年。日経平均株価が連日上昇を続けていた、バブル末期のことである。

年明けから、前田のチームは「一番搾り」の開発に着手していた。

芸術家など社外の人脈を頼りに、新商品のアイディアを探っていた前田の前に、突如、予期せぬ”敵”が現れたのだった。

残り4426文字(全文4631文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)が、今なら2ヶ月0円

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

12月3日号

経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中郁次郎 一橋大学名誉教授「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化■大垣昌夫23 Q&Aで理解す [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事