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教養・歴史 書評

『ストックホルムの旭日』 牛村圭著 中公選書 2200円

『ストックホルムの旭日』 牛村圭著 中公選書 2200円

 明治時代、日本は新しく入ってきた陸上競技という文化にどう接したのか。研究者が膨大な資料を基に、当時のスポーツ関係者らが戸惑いながらも受け入れ、その効用に気付いて普及に努め、近代五輪に初めて選手を送り出すまでの歴史を細かく再現。「運動は身心を鍛える手段」との認識が広がり、誕生して間もないクラウチングスタートなどの技術を指導書で詳細に解説。スポーツで欧米のような文明国に追い付こうとする涙ぐましい努力が胸に迫る。(W)

 

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経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

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