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教養・歴史 書評

『ネルソン・マンデラ』 堀内隆行著 岩波新書 880円

『ネルソン・マンデラ』 堀内隆行著 岩波新書 880円

 獄中生活27年を経て南アフリカ共和国初の黒人大統領となったネルソン・マンデラ。アパルトヘイト撤廃への尽力によって、聖人君子の印象を持たれている。しかし著者は、彼はいたって冷静な現実主義者であったと分析する。その生い立ちや教育過程などを探り、厳しい現実をしっかり見据える力をどのように獲得していったかが語られる。そして偏狭なナショナリズムによる世界の分断が進む今こそ、「和解」を成し遂げたマンデラに学ぶべしと結論する。(K)

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経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

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