教養・歴史 書評 『「チェチェン化」するロシア』 真野森作著 東洋書店新社 2530円 2021年10月29日 『「チェチェン化」するロシア』 真野森作著 東洋書店新社 2530円 ロシア南部にあるチェチェン共和国はソ連崩壊後に独立を求めた結果、ロシア軍との戦闘に発展したが、最終的に鎮圧された。現在はプーチン大統領に忠誠を誓うカディロフ首長が恐怖政治を敷く。毎日新聞モスクワ特派員時代に現地を訪れた筆者は、チェチェンの今とロシアとの関係を読み解きながら、2024年に任期を終えるプーチン氏の「次」を考察する。チェチェンという点を掘り下げることにより、プーチンのロシアという面を理解しようと大胆に試みた。(O) 前の記事 『モビリティと地方創生』 切通堅太郎、西藤真一、野村実、野村宗訓著 晃洋書房 3080円 次の記事 アメリカ ヒラリー氏の娯楽小説がヒット=冷泉彰彦 文字サイズ 小中大 印刷