教養・歴史 書評 『新聞記者、本屋になる』 落合博著 光文社新書 1034円 2021年10月29日 『新聞記者、本屋になる』 落合博著 光文社新書 1034円 本屋さんになる。そんな本好きの究極の夢をかなえた元新聞記者の奮闘記だ。開業した理由を「よく分からない」と言う著者。しかし、売れ筋ではなく賞味期限が長い本を重視し、読者向けイベントを開催し続ける。奇をてらわずマイペースだがこだわり満載の商売ぶりが素敵な店舗のたたずまいに凝縮されているようで納得。実体験から出る「書店を始めるのは準備が大事。試合が始まる前にほぼ勝敗は決まっている」とのアドバイスが印象的だ。(W) 前の記事 『モビリティと地方創生』 切通堅太郎、西藤真一、野村実、野村宗訓著 晃洋書房 3080円 次の記事 アメリカ ヒラリー氏の娯楽小説がヒット=冷泉彰彦 文字サイズ 小中大 印刷