教養・歴史書評

『岐路に立つアジア経済』 石川幸一、馬田啓一、清水一史編著 文眞堂 3080円

『岐路に立つアジア経済』 石川幸一、馬田啓一、清水一史編著 文眞堂 3080円

 コロナ禍が世界中にまん延し、米中対立は緩和の気配が見えない。そんな中、アジア経済はこれからどうなるのか。本書は米中対立の影響とパンデミックで高まったリスクを検証したうえで、経済統合や国際貿易、投資などの研究者たちが今後の見通しについて執筆。諸国間の経済連携強化で危機は克服できるのか。デジタル通貨の加速など急速な構造変化の中で従来とは違うニューノーマル(新常態)にソフトランディングできるのかなどが考察されている。(K)

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崖っぷち中国14 今年は3%成長も。コロナ失政と産業高度化に失敗した習近平■柯隆17 米中スマホ競争 アップル販売24%減 ファーウェイがシェア逆転■高口康太18 習近平体制 「経済司令塔」不在の危うさ 側近は忖度と忠誠合戦に終始■斎藤尚登20 国潮熱 コスメやスマホの国産品販売増 排外主義を強め「 [目次を見る]

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