教養・歴史 書評 『岐路に立つアジア経済』 石川幸一、馬田啓一、清水一史編著 文眞堂 3080円 2021年11月19日 『岐路に立つアジア経済』 石川幸一、馬田啓一、清水一史編著 文眞堂 3080円 コロナ禍が世界中にまん延し、米中対立は緩和の気配が見えない。そんな中、アジア経済はこれからどうなるのか。本書は米中対立の影響とパンデミックで高まったリスクを検証したうえで、経済統合や国際貿易、投資などの研究者たちが今後の見通しについて執筆。諸国間の経済連携強化で危機は克服できるのか。デジタル通貨の加速など急速な構造変化の中で従来とは違うニューノーマル(新常態)にソフトランディングできるのかなどが考察されている。(K) 前の記事 中国史屈指の混沌時代 従来説覆し、活写=加藤徹 次の記事 大手出版社はいまやコミック、デジタルが収益の大黒柱=永江朗 文字サイズ 小中大 印刷