教養・歴史書評

『腸と森の「土」を育てる』 桐村里紗著 光文社新書 1012円

『腸と森の「土」を育てる』 桐村里紗著 光文社新書 1012円

 人は森である、と本書は言う。腸の中には、さまざまな微生物が食物を発酵させて作り出した栄養豊富な「土」がある。人は「腸内環境」という自然環境を体の中に持つことで、外的な環境と接続されているのだ。ところが近年、手軽なファストフードは腸内細菌の多様性を40%も減少させ、各種アレルギーや精神疾患などの原因になっている。本書は心身の不調と環境問題がつながっていることを指摘し、人を含めた地球全体の「プラネタリーヘルス」を提唱する。(K)

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