教養・歴史書評

『金融化の世界史』 玉木俊明著 ちくま新書 924円

『金融化の世界史』 玉木俊明著 ちくま新書 924円

『21世紀の資本』の著者ピケティが「放っておけば格差は拡大する」と論じたことに、欧州の近世経済史を研究する著者は違和感を覚えた。むしろ近現代に格差が一時的に縮まった後、拡大したのはなぜかを問う。大衆消費社会が経済水準を一律に押し上げ格差を縮めたが、金融自由化で金融業が拡大した結果、一部の人々に富が集中している。経済成長は続くが、豊かさは増していない。GDP(国内総生産)から金融業の付加価値を除いた経済指標を提起する。(A)

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止まらないインフレ 資源ショック20 衝撃は石油危機に匹敵 「資源小国」日本の正念場 ■荒木 涼子/和田 肇24 原油の行方 2次制裁発動なら記録的高騰へ ■原田 大輔27 中国・インド “ロシアに冷淡”な資源輸入国 ■和田 肇29 戦略物資 EVや再エネの普及に必須の「銅」 ■片瀬 裕文30 天然 [目次を見る]

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