新規会員は2カ月無料!「年末とくとくキャンペーン」実施中です!

教養・歴史 書評

『わたしの心のレンズ 現場の記憶を紡ぐ』 大石芳野著 インターナショナル新書 990円

『わたしの心のレンズ 現場の記憶を紡ぐ』

 大石芳野著 インターナショナル新書 990円

 ベトナム、カンボジア、アウシュビッツ。そして広島、長崎、沖縄。写真家である著者は、半世紀にわたり、戦争の悲劇に襲われた地に足を運び、撮影してきた。本書はコロナ禍の現在を「歪んだ日常」と表現してその考察から始まる。そしてベトナムをはじめ戦禍の不条理と被爆者を考えることで「戦争の終わりとは何か」を考え、最終章ではニューギニアの地とともに本当の共生と共存に思いをはせる。それぞれの現場に立った記憶が語らせる本だ。(K)

インタビュー

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

12月3日号

経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事