教養・歴史書評

『世界はさわらないとわからない』 広瀬浩二郎著 平凡社新書 1034円

『世界はさわらないとわからない』

広瀬浩二郎著 平凡社新書 1034円

 自らを「座頭市流フィールドワーーカー」と称する著者は、13歳の時に失明。その後、筑波大学付属盲学校から京都大学に進み、「触」をテーマにさまざまな実践的研究やイベントに取り組んできた。本書は、その活動の集大成ともいえる「ユニバーサル・ミュージアム—さわる! “触”の大博覧会」(2021年9〜11月)の成果をベースに展開。全盲の文化人類学者が、新型コロナウイルス禍という「さわれない時代」に改めて「さわる」ことの無限の可能性を問う。(K)

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