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教養・歴史 書評

『みずほ、迷走の20年』 河浪武史著 日経BP 1760円

『みずほ、迷走の20年』 河浪武史著 日経BP 1760円

 20年以上前に誕生したみずほグループ。「世界の五指に入る」の目標とは裏腹にシステム障害など不祥事が絶えず、メガバンク3位の地位に安住。まさに迷走の歴史をベテラン記者が検証した。発足自体、母体の3行が破綻を逃れようと統合したという後ろ向きな動機のため、明確な戦略がなく不良債権処理に追われ、システム構築に十分な投資をしなかったツケが来ていることが分かる。新経営陣の目指す方向も解説。変革できるかどうか目が離せない。(W)

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経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

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