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教養・歴史 書評

『ユーラシア・ダイナミズムと日本』 渡邊啓貴監修、日本国際フォーラム編 中央公論新社 2970円

『ユーラシア・ダイナミズムと日本』 渡邊啓貴監修、日本国際フォーラム編 中央公論新社 2970円

 ロシアのウクライナ侵攻で国際秩序が揺らぐ中、日本外交の新たなあり方を問う。カギとなるのが、中国からインド、中東を経て欧州に至るユーラシア大陸という。背景はもちろん中国の台頭だが、地球温暖化で北極海航路が誕生し、その大部分に接するロシアの影響も無視できない。最悪のシナリオは、日本の頭越しの米中接近で、日本が両国の「従属変数」となることだ。そうならないためにも、ユーラシア外交を活性化し、外交の選択肢を増やす必要性を強調する。(I)

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経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

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