教養・歴史 書評 『お酒はこれからどうなるか』 都留康著 平凡社新書 990円 2022年9月23日 『お酒はこれからどうなるか』 都留康著 平凡社新書 990円 コロナ禍によって外でお酒を飲む機会が減ったり、人口減少あるいは若者のアルコール離れで、近年はお酒に関する消費状況が大きく変化している。著者は、日本酒における新規参入者の挑戦の様子をはじめ、小規模な蒸留所で造られる個性の強い「クラフトジン」の動向、「居酒屋」という世界に類を見ない飲食空間の歴史的経緯などを現場視点で研究し、今後の日本のお酒の市場がどうすれば生き残っていけるのか、そのヒントを示す。(B) 前の記事 『やっぺす!』 兼子佳恵著 英治出版 1870円 次の記事 角川会長はなぜ五輪スポンサーなどという間尺に合わないことを選んだのか=永江朗 文字サイズ 小中大 印刷