マーケット・金融

円買い介入が暴いた不都合な真実

 政府は9月22日、24年ぶりの円買い介入に踏み切ったが、円安基調に変化はなかった。国力の低下が通貨安を招くという不都合な事実に目をそむけ、構造問題を先送りし続けてきたこの国にとって、小手先の円買い介入は事態をさらに悪化させかねない。

 

 日銀が異次元緩和で円安を指向しているのに、政府が円買い介入で円高を目指したのはなぜか。両者の食い違いは投機筋につけ込まれないのか。財界幹部は「官邸の圧力だろう」と見立てる。»»記事はこちら

 

 政府が9月22日に実施した円買い介入を、専門家はどう見るか。元財務官の篠原尚之氏、東京女子大学特任教授の長谷川克之氏に聞いた。»»記事はこちら

 

 円は9月に年初から35円超も下落し、歴史的な大相場となった。それでも投機マネーの参入余地はまだ残されており、今後、円安が加速する可能性が高い。»»記事はこちら

 

 実質的に50年前の水準まで円の価値が低下した背景には、経済力の長期低迷がある。その場しのぎの策ではどうにもならない。»»記事はこちら

インタビュー

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

4月30日・5月7日合併号

崖っぷち中国14 今年は3%成長も。コロナ失政と産業高度化に失敗した習近平■柯隆17 米中スマホ競争 アップル販売24%減 ファーウェイがシェア逆転■高口康太18 習近平体制 「経済司令塔」不在の危うさ 側近は忖度と忠誠合戦に終始■斎藤尚登20 国潮熱 コスメやスマホの国産品販売増 排外主義を強め「 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事