教養・歴史書評

『大地を拓く』 緒方英樹著 理工図書 1980円

『大地を拓く』 緒方英樹著 理工図書 1980円

 日本は地震の頻度ばかりが報道されがちだが、暮らしを支えるこの母なる大地について知る機会はあまり多くはない。そこで本書。土木について多くの書籍を執筆し、また積極的に教育の機会を設けてきた著者が、古墳時代から書き起こし、戦国時代から江戸、現代へと歴史をたどりながら日本人がいかにして大地と向きあってきたかをレクチャーしてくれる。そして著者のいう「利他の心」「土木力」の二つのキーワードから現代という時代が見えてくる。(K)


2022年11月29日号掲載

『大地を拓く』 緒方英樹著 理工図書 1980円

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