刻一刻と変わる金融業界
銀行の2024年3月期決算が出そろい、業態や個別行ごとに優劣が鮮明になっている。銀行ビジネスの新たな潮流や株主からの圧力もあり、業界を取り巻く環境も刻一刻と変化を続けている。
※特集「メガ・地銀・ネット銀」(6月17日全編公開)の一部を先行公開しています。
金利上昇局面で迎えた2024年3月期決算は銀行の“稼ぐ力”の差を露呈させた。好調なのはメガバンクグループとネット銀。地銀も7割弱が増益だが、事実上の国有化状態となる銀行もあった。>>記事はこちら
多くの地銀は一度投資すると満期まで持ち切る「バイ&ホールド型」の運用を好むため、金利上昇の影響をもろに受けてしまう。長年のゼロ金利環境で外債ファンドなどに投資してきた地銀はここにきて評価損にあえいでいる。>>記事はこちら
個人向け総合金融サービスを巡り、メガバンクやネット証券、携帯電話各社の合従連衡が激しくなっている。スマートフォンを介したワンストップサービスやポイント付与でしのぎを削っている。>>記事はこちら
銀行が異業種のサービスに金融機能を提供する動きが本格化している。銀行にとっては顧客との接点増、異業種の側はサービスの利便性や収益性向上の狙いがある。>>記事はこちら