教養・歴史書評 読書日記

孫崎享の読書日記 人類への励ましと警告 ホーキングの言葉を読む

    ×月×日

     スティーブン・ホーキングの『ホーキング、宇宙を語る ビッグバンからブラックホールまで』(ハヤカワ文庫NF、740円)は20年間で1000万部以上売れたという。この種の本では異例の売り上げである。人々がこの本に特別の関心を寄せたのは、宇宙への関心でなく、著者ホーキングへの興味である。

     ホーキングはケンブリッジ大学大学院に入学した次の春に筋萎縮性側索硬化症の診断を受けた。余命2、3年の診断だった。徐々に筋肉がやせ細り、年と共に手足が動かなくなり、声も出せなくなった。しかし、彼は世界的な物理学者となった。こうした点が通常の物理学者以上の関心を呼んだ。そして今回、桝本誠二著『ホーキング 未来を拓く101の言葉』(KADOKAWA、1500円)が出版された。

     この本には、彼が人生と戦った言葉が紹介されている。

    残り968文字(全文1327文字)

    週刊エコノミスト

    週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
    有料会員になると、続きをお読みいただけます。

    ・会員限定の有料記事が読み放題
    ・1989年からの誌面掲載記事検索
    ・デジタル紙面で過去8号分のバックナンバーが読める

    通常価格 月額2,040円(税込)

    週刊エコノミスト最新号のご案内

    週刊エコノミスト最新号

    6月16日号

    コロナデフレの恐怖14 サービス業に「デフレの波」 失業増で負のスパイラルも ■桑子 かつ代/市川 明代17 市場に問われる開示姿勢 ■井出 真吾18 図解デフレ大国ニッポン ■編集部19 デフレ圧力は過去にない水準に ■永浜 利広20 コロナで「上がった下がった」ランキング ■編集部21 インタビ [目次を見る]

    デジタル紙面ビューアーで読む

    おすすめ情報

    最新の注目記事

    ザ・マーケット