大図解・世界経済&マーケット データで分かる!7 米IT株の威力 グーグルは中国に再参入か=徳岡祥一
有料記事
時価総額1兆円のアップル グーグルは中国に再参入か
米国株式市場の動向を表す代表的な株価指数である「S&P500指数」を構成する企業の4~6月期決算が好調だ。
- <データで分かる!5 ドル・円相場の怪 「長期金利差」と崩れた相関=武田紀久子>
- <データで分かる!6 村田製作所株vs新日鉄住金株 ピーク・底打ち一致の必然=市岡繁男>
- <データで分かる!8 中国・原油先物の存在感 売買高で北海ブレント超え=津賀田真紀子>
8月9日までに発表を終えた451社のうち、78%の企業の収益が市場予想を上回り前年比24・7%増加となった。中でも、アルファベット(グーグル)やアップル、フェイスブック、アマゾンなどの情報技術セクターは8月9日までに発表を終えた66社中53社が予想を上回った。8月2日にはアップルが時価総額1兆ドル(約110兆円)を超えるなど株価も堅調だ。
情報技術セクター66銘柄の時価総額の合計は、S&P500時価総額の25・8%を占める(図1)。2016年11月の時価総額は21・4%だったが、他セクターを大きく引き離し伸びてきた。情報技術セクターは、トランプ政権が発足した17年1月以降、株価が明確な右肩上がりを見せた唯一のセクターで、米株上昇の立役者でもある。
残り1716文字(全文2123文字)
週刊エコノミスト
週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める