教養・歴史コレキヨ

小説 高橋是清 第12話 三人組=板谷敏彦

    芸者遊びの衝撃
    芸者遊びの衝撃

     明治3年12月4日(1871年1月24日)、米国弁務公使に任命された森有礼(ありのり)が日本を発った翌日のことである。是清はいまだ16歳。

    「高橋先生、来客でございます」

     グイド・フルベッキ邸の門番が部屋に名刺を届けにきた。是清はフルベッキ邸の書生であるが、大学南校で語学を教える立場でもある。名刺は大学南校の生徒3人のものだった。うち2人の姓は本多、福井藩家中の名門である。

    「先生には、お願いの儀あって、参上いたしました」

    残り2518文字(全文2730文字)

    週刊エコノミスト

    週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
    有料会員になると、続きをお読みいただけます。

    ・会員限定の有料記事が読み放題
    ・1989年からの誌面掲載記事検索
    ・デジタル紙面で過去8号分のバックナンバーが読める

    通常価格 月額2,000円(税込)

    週刊エコノミスト最新号のご案内

    週刊エコノミスト最新号

    4月30・5月7日合併号

    7月施行 使いこなす!相続法&税16 大きく変わる相続のカタチ 自宅贈与は税金にも注意 ■加藤 結花/下桐 実雅子相続法編18 もめる遺言、もめない遺言 自筆証書は「遺留分」の考慮を ■小堀 球美子21 使い込みトラブル 4パターン解説 で対処 ■大神 深雪23 いらない“負”動産 国庫帰属させる相 [目次を見る]

    デジタル紙面ビューアーで読む

    最新の注目記事

    ザ・マーケット