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血管新生の遺伝子薬承認へ 白血病治療のCAR-Tも=下桐実雅子/村田晋一郎

日本の主な次世代バイオ医薬品
日本の主な次世代バイオ医薬品

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 これまでにない新しいタイプの薬や治療が、国内で次々登場しそうだ。

 2月20日、厚生労働省の専門部会で了承されたのは、体内に遺伝子を入れる遺伝子治療で、創薬ベンチャー「アンジェス」の注射剤「コラテジェン」だ。3月中にも正式承認される見通しだ。遺伝子治療用製品では国内初となる。

 対象は、動脈硬化で足の血管が詰まる「閉塞性動脈硬化症」などで、患者数は増えている。この治療を受けられるのは、薬が効かず手術もできない重症患者。血流が滞れば、足が壊死(えし)する恐れもある。患部に血管を作り出す働きのあるHGF遺伝子を注入することによって、細胞に取り込まれて血管を新生する。田辺三菱製薬が販売を担当する。

 ただし、承認は5年の期限付き。販売後も使用した全患者について有効性や安全性を評価し、十分な症例数が集まり次第、本申請する必要がある。

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