経済・企業MMTでにわかに高まる財政拡大論

ケルトン教授が来日 保守・左派・リフレ派相乗り=黒崎亜弓

     財政拡大の理論的支柱の一つがMMT(現代貨幣理論)だ。そのスポークスマン的存在であるステファニー・ケルトン米ニューヨーク州立大学教授が7月中旬に来日し、シンポジウムや記者会見に臨んだ。

    「20年以上の間、2%の物価上昇率を達成できていない国で、記者の質問がインフレに関することばかりなのが興味深い」。ケルトン氏は記者会見の終盤、こうあきれた。

     MMTは「インフレが起こらない限り、政府は財政赤字にとらわれず完全雇用を実現するために支出するべき…

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