マーケット・金融 勝つための情報リテラシー
アメリカ黒人差別暴動の真実と「ジョージ・フロイド氏」の知られざる正体=立沢賢一(元HSBC証券会社社長、京都橘大学客員教授、実業家)
薬物使用の痕跡と武装強盗の前科
ジョージ・フロイド氏は身長193センチ体重101キロでした。彼は過去に立て続けに窃盗や薬物所持で逮捕され、2007年にはヒューストンで住居に侵入し武装して強盗した容疑で起訴され、2009年に裁判で司法取引を受け入れ懲役5年の判決を受け収監されました。
今回、フロイド氏は、ミネアポリスの食料品店で従業員が偽札と特定した20ドル札を使おうとした事から警察に通報され、今回の事件が勃発しました。彼の死亡後、検視官事務所によりフロイド氏には心臓疾患と直前の薬物使用の痕跡、新型コロナウイルスの感染が発表されました。
フロイド氏を死に追いやったのが白人警察官でしたから人種差別問題として事態は急進展、その後ミネアポリスから暴動が発生し、ミネアポリスのミッドタウンにある30を超える企業が被害を受けました。
強奪は5月28日に近くのセントポールにあるターゲットでも起こり、更にウェンディーズが火事になり、ダラーツリーなど、他の店舗が強奪されて周辺地域に被害を与えました。
また、暴動はミネアポリスだけでなく、カリフォルニア、オハイオ、コロラド、ニューヨーク、テネシーや首都ワシントンなど全国レベルにまで広範に拡散しました。
「トランプ降ろし」のために民主党が利用?
5月31日、トランプ大統領は暴徒化した一部の抗議活動をANTIFAという極左組織が扇動しているとして、Twitterで「ANTIFAをテロ組織に指定する」と表明し、6月1日には州知事らとの電話会議で各州の対応を「弱腰」と非難。地元当局の行動が不十分なら、自ら軍を動員するとまで主張しました。
実際に、民主党下の州では知事がすぐさま対応せず、「このような暴動は市民のガス抜きに有効的で、しばらくやらせておけば落ち着く。」というスタンスになりがちなのです。
つまり、この一連の暴動は11月の米国大統領選に向けて、トランプおろしに利用されているという見方もあるのです。
最近ではトランプ氏からフェイクニュースとして名指しされたことで有名なCNNやABCなどメジャーメディアは反トランプ派です。ですから彼らはメディアという武器を使ってトランプ大統領に様々な攻撃をしているのです。
例えば、フロイド氏に関する報道で、日本でも彼が通っていた(?)キリスト教会の動画を配信していました。それだけ見れば、フロイド氏のイメージは決して悪者にはなりません。
実際に、どの米国メディアでもフロイド氏が実刑を受け収監されていたことや、偽札を使った事実を全面的に報道してはいません。(もしかしたら、彼は刑に服したあと改心して善良なる市民になっていたのかも知れませんので私達は偏見を持ってはいけないでしょう。然し乍ら、意図的に偽札を使ったり、薬物使用の痕跡がある人を善良なる市民とは言えないように思いますが、真のジョージ・フロイド氏がどんな人物であったかを判断する材料は揃っていません。)
ですから反トランプメディアはトランプ大統領が州の対応が弱腰だとか軍を動員すると発言したことを報道するとともに、人種差別というイメージを彼に植え付け、ネガティブな印象を国民に与えようと意図しているのです。
トランプ大統領再選の可能性
それでは本当にこれでトランプ大統領再選に黄色信号が灯るのでしょうか?
答えは真逆だと思います。
トランプ大統領はニューヨークの国際金融資本のためではなく、中産階級以下の労働者のために立ち上がった大統領ですから、一連の暴動で、負の影響を受けている貧民層は寧ろ、トランプ大統領による強権的な法律による統治を求めている筈なのです。
彼らにとって、ロシアゲートの様な自作自演でトランプ大統領の足を引っ張る民主党よりもトランプ大統領への信頼の方が遥かに大きいと言えるのです。ですから私は、大方の人達が予想しているように黄色信号は灯らないと思っています。
米国労働者階級の人達が歴代大統領から過去30年以上に亘って、蔑ろにされてきたのは事実で、彼らに救いの手を伸ばそうとしているトランプ大統領が彼らにとって最後の砦とも言えるからなのです。
立沢賢一(たつざわ・けんいち)
元HSBC証券社長、京都橘大学客員教授。会社経営、投資コンサルタントとして活躍の傍ら、ゴルフティーチングプロ、書道家、米国宝石協会(GIA)会員など多彩な活動を続けている。投資家サロンで優秀な投資家を多数育成している。
Youtube https://www.youtube.com/channel/UCgflC7hIggSJnEZH4FMTxGQ/