経済・企業

旅した気になれる? 「バーチャルミステリー旅行」アプリがコロナで人気【サンデー毎日】

    セレモニーで県内の観光業を盛り上げようと呼び掛ける達増拓也知事(右から3人目)ら=盛岡市盛岡駅前通のホテルメトロポリタン盛岡で2020年6月19日午後2時28分、日向米華撮影
    セレモニーで県内の観光業を盛り上げようと呼び掛ける達増拓也知事(右から3人目)ら=盛岡市盛岡駅前通のホテルメトロポリタン盛岡で2020年6月19日午後2時28分、日向米華撮影

    「旅したくても、旅できない。そんなあなたが行くはずだった旅先の魅力を詰めた1箱をお届けします」

    トップページにこんなキャッチフレーズを掲げるのは、「おうちソクたび」というウェブサイトである。

    コロナ禍の中、旅行をしたくてもできない人に向け、行った気分を味わえる名産品などを届けるサービスだ。

    これを使えば、旅先にリモートでお金を落とせる。

    運営会社は旅行をテーマにしたウェブマガジンの発行などをする「オレンジ」(東京都品川区)。思い立ったらすぐ旅立てる「ソクたび」というサービスを2018年に始めた。

    しかし今はサービスができない。そこで新たに始めたのが「おうちソクたび」だ。

    利用者はまず5980円(税別)と送料1000円(全国一律)を支払う。

    それ以降は無料通話アプリ「LINE」を使って、「嫌いな食べ物」「アレルギー」「どんな旅にしたいか」といった質問に回答するといったやり取りをする。

    名産品が送られてくる3日前には「旅先は、とある山奥の温泉地です」というようなヒントが届く。

    利用者には〝旅先〞が分からないミステリーツアー形式なのだ。

    2日前には、利用者が用意すべき調味料や「お風呂を沸かす準備」といった案内が送られ、前日にはさらなるヒントが来る。徐々に期待感が高まる仕組みになっている。

    いよいよ当日。届いた箱を開くと、初めて〝旅先〞がどこなのかを説明したパンフレット、それに地酒や野菜などの名産品が詰まっている。

    パンフレットの説明を読みながら、準備しておいた調味料を使い、旅の宿を自宅で再現し、非日常感を味わうのだ。

    またネット会議システムを利用すれば、詰め合わせ品をつくった農家、旅館の女将、食堂の大将など、〝旅先〞に本当に出かけたら出会えるはずの人々とライブでつながることもできる。

    臨場感を味わえ、普段は忙しくて旅行に出かけにくい人にも好評だという。

    (小出和明)

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