教養・歴史書評

『勤勉な国の悲しい生産性』 ルディー和子著 日本実業出版社 1700円

    『勤勉な国の悲しい生産性』 ルディー和子著 日本実業出版社 1700円

     生産性を高める、といえば、議論の余地なく望ましいこととされている。しかし著者は、そもそも何が生産性を高くしたり低くしているかの判断基準は主観的なものに過ぎず、そこを目標にするのは時代錯誤だと断言する。そして日本人は勤勉である、集団主義である、というぼんやり信じられてきた概念の根拠のなさを白日の下にさらし、そこに依存してきた経営者を批判する。全編従業員目線で書かれた本書の経営論を、経営者たちはどう読むだろうか。(K)

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