教養・歴史書評

『英国ロックダウン100日日記』 入江敦彦著 本の雑誌社 1450円

『英国ロックダウン100日日記』 入江敦彦著 本の雑誌社 1450円

 新型コロナウイルスの感染拡大でロックダウン(都市封鎖)に踏み切った英国。現地在住のエッセイストが「家に機嫌良くいる」ことに努めた日々の記録だ。政府の対策に憤りを覚え、親しい人に会えないことに息苦しさを感じつつも、夕飯にうどんを作ったり抹茶のお菓子を出したりと、普段の営みに喜びを見いだす。著者出身地の京都のごとく、困難に直面しても思考停止せず現実を受容して進む姿勢は同じコロナ禍の日本でも大いに参考となりそう。(W)

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