経済・企業“黒船”EVバス来襲!

インタビュー BYDジャパン・花田晋作副社長に聞く「電池から車両まですべて内製。だからEVバスを安く作れる」

     EVバスで日本に積極攻勢をかける中国BYD。その狙いや勝算を花田晋作BYDジャパン副社長に聞いた。

    (聞き手・構成=永井隆・ジャーナリスト)

     BYDがEV(電気自動車)バスを安く販売できるのは、EV専用に設計をして量産ができるためです(編集部注:埼玉県久喜市が導入した「J6」は定員25〜31人で1950万円。同クラスの日本のEVバスは約8000万円)。BYDは、電池と車両を量産できる世界で唯一のメーカー。モーター、インバーターも制御システムもすべて内製しており、一貫生産の垂直統合モデルができています。

     中国は世界最大の自動車市場であり、同じく最大のEV市場です。BYDにとってはEVバスを含めて、規模を背景とした経済性を取り込めています。実は、(EVバス生産に当たる)作業員の人件費は日本も中国も変わらず、中国で作れば安価に生産できる時代ではなくなりました。工場の高い稼働率を背景に、一貫生産体制によって原価を大きく低減させています。

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