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週刊エコノミスト Online 注目の特集

特集 年収1000万円の呪い

 日本は「真面目に働いても報われない国」になった。日本の平均賃金は、経済協力開発機構(OECD)加盟35カ国中22位で、加盟国平均より2割も低い。新型コロナウイルス禍は働き手、特に定年を間近に控えた中高年層に追い打ちを掛けている。実力主義の導入、デジタルトランスフォーメーション(DX)改革によって、賃金の比較的高い40代、50代が会社にとって“お荷物”になっているのだ。多くのサラリーマンにとって憧れであり、ステータスでもあった「年収1000万円」が、今や足かせとなっている。一方で、会社に見切りを付け、人材不足のITベンチャーに飛び込んだり、専門性を武器に副業で稼ごうとするベテラン層も現れ始めた――。

 特集「年収1000万円の呪い」を5回にわたっておとどけする。

キャリアアップかいばらの道か 大人気スタートアップ転職に“覚悟”が必要なワケ

新型コロナウイルス禍で、IT関連スタートアップ企業への転職が活況だ。コロナの長期化で企業の先行きが不透明な中、即戦力として自分を高く売り込もうという転職希望者が増えているという。転職支援サービスのキープレイヤーズの高野秀敏社長に聞くと、「ベンチャー企業は年収ダウンで飛び込む覚悟が必要」という厳しい現実も見えてきた――。>>記事はこちら

コロナ禍でも逃げ切りたい、仕事で「挑戦したくない」中高年と、したたかな若者たちとの世代間ギャップ=木村勝

テレワークによって通勤仕事が窮地の中高年世代。人生100年と現役80歳時代を生き抜くためにはキャリアの見直しが必須だ。親世代を反面教師とする若者たちは、仕事より人生の楽しさを重視している。ビジネスパーソンたちの「働き方」は、これからどう変わっていくのか――。>>記事はこちら

リーマン・ショックの生き残り世代が震撼する川崎重工の「脱年功賃金」=深野康彦

働き方が、新型コロナウイルス禍で激変している。日本を代表する大手重工業企業の一角・川崎重工業は、年功序列賃金を廃止し、「実力主義」へとかじを切った。2008年のリーマン・ショックで生き残ったベテラン社員も今度こそ逃れられない、残酷な時代がやってきた――。ファイナンシャルプランナー、深野康彦氏のリポートを前後編、2回にわたっておとどけする。>>記事はこちら

コロナ感染終息後の増税ショックは「持たざる者」にも=深野康彦

コロナ感染拡大が終息したら増税が家計を襲う。高所得者だけでなく全世代が対象だ。退職金の税軽減見直しや保有不動産、株式投資まで、一律10万円の給付措置以上の負担増になりそうだ。ファイナンシャルプランナー、深野康彦氏のリポート後編は、待ち受ける増税ショックについて解説する。>>記事はこちら

副業は「よそ者」扱いしないのが鉄則 まずは「小さい仕事」の依頼から=石山恒貴

副業への期待が高まっている。しかし、「雑用でも何でも仕事をしてほしい」という丸投げ企業と、プライドの高い“よそ者”が上手くいくはずもない。課題が大きい中で、リモート副業による成功例が出てきた。>>記事はこちら

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