新規会員は2カ月無料!「年末とくとくキャンペーン」実施中です!

国際・政治 ワールドウオッチ

平均で3回の国内旅行、1回の海外旅行……旅行好きの韓国で、コロナ下にも海外に行ったつもりになれる「ある商品」が人気

CUが発売した機内食風弁当 BGFリテール提供
CUが発売した機内食風弁当 BGFリテール提供

 国内にいながら海外旅行気分を味わえるコンビニ弁当が売れている。韓国コンビニ業界最大手のGS25は、世界グルメ紀行シリーズ弁当として、インド伝統チキンカレー弁当、ロゼクリームリゾットキムパプ(のりまき)を販売。若い世代だけでなく、40〜50代など幅広い世代で人気を集めているという。

 業界2位のCU(BGFリテール)は、機内食風弁当を発売した。機内食らしさを演出するため、通常のプラスチックではなく、あえてアルミの容器を使用。豚肉とチャーハン、牛肉とパスタ、照り焼きチキンとチャーハンの3種類の弁当を用意し、手に取りやすいよう、通常の弁当とあまり変わらない価格で販売した。

 また、大手スーパーEMARTはLCC(格安航空)のジンエアーと共同開発した機内販売専用のカップラーメンについて、店舗での販売を始めた。

 背景には、新型コロナウイルスの影響で海外旅行に行くのが難しい昨今の現状がある。韓国観光公社によると、韓国人は2018年、平均で3回の国内旅行、1回の海外旅行をしていた。近年は海外に出かける出国者数も増え、最多記録を毎年更新するなど海外旅行熱が高まっている。

(趙章恩・ソウル在住ジャーナリスト)

(本誌初出 韓国 機内食風コンビニ弁当が人気=趙章恩 20200901)

インタビュー

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

12月3日号

経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事