現代資本主義の展開
掲載記事 20件
-
半世紀前に小宮氏が日本の経済学界に抱いた強い疑念とは――論文連載を終えて 浜條元保
現代資本主義の展開
先週号まで19回にわたって小宮隆太郎の『現代資本主義の展開─マルクス主義への懐疑と批判』を掲載した。創刊100周年企画とし…
2024年5月5日
-
マルクス主義への懐疑と批判⑲経済的な繁栄が直接的に幸せな社会とはならない 小宮隆太郎
現代資本主義の展開
高い経済成長によって物質的な生活水準が向上、社会保障制度・教育制度等の改善、公害・災害の防止は生活の改善につながるが、それ…
2024年4月21日
-
マルクス主義への懐疑と批判⑱先進資本主義国の経済的将来像を示そう 小宮隆太郎
現代資本主義の展開
社会保障や住宅、公害、物価、過疎等の切実な問題に野党から積極的な改革プランが示されたことはほとんどない。>>連載「現代資本…
2024年4月7日
-
マルクス主義への懐疑と批判⑰公害規制が経済成長を抑制するというのは「錯覚」だ 小宮隆太郎
現代資本主義の展開
新たな規制や厳格化への対応には、新たな設備投資や研究開発の支出を必要とする。>>連載「現代資本主義の展開」はこちらこみや・…
2024年3月31日
-
マルクス主義への懐疑と批判⑯公害規制が経済発展を制約すると考えるのは誤り 小宮隆太郎
現代資本主義の展開
企業の国際競争力を低下させ、産業発展を阻害するという観念のために、政府が公害規制に対して消極的だったとの指摘は錯覚に過ぎな…
2024年3月24日
-
マルクス主義への懐疑と批判⑮公害の責任の多くは国民全体にある 小宮隆太郎
現代資本主義の展開
1970年代の深刻な社会問題の一つで、多くの人々に議論されている公害問題について、当時の筆者の意見である。>>連載「現代資…
2024年3月10日
-
マルクス主義への懐疑と批判⑭グループ間の利害で考える経済政策の政治学 小宮隆太郎
現代資本主義の展開
経済問題は社会を構成するさまざまなグループ間の利害の一致と対立があり、政治力によって政策決定がなされる。>>連載「現代資本…
2024年3月3日
-
マルクス主義への懐疑と批判⑬さまざまな価値、理想、希望が人々を政治的に動かしてゆく 小宮隆太郎
現代資本主義の展開
政治的行動を経済的な要因のみから説明しようとするのは誤りであると、筆者は主張する。>>連載「現代資本主義の展開」はこちらこ…
2024年2月25日
-
マルクス主義への懐疑と批判⑫民主主義国家の政治は国民の支持なしに成り立たず 小宮隆太郎
現代資本主義の展開
職業団体や産業・地域別等さまざまな政治的要求をもつプレッシャー・グループが「多元的政治社会」を構成している。>>連載「現代…
2024年2月11日
-
マルクス主義への懐疑と批判⑪合理的な企業経営者は平和、国際主義者であれ 小宮隆太郎
現代資本主義の展開
戦争と軍備の負担が軽くなったほうが、経済的に繁栄しうる。軍事費や対外援助の負担のために、国民の税負担が重く、社会福祉や教育…
2024年2月4日
-
マルクス主義への懐疑と批判⑩マルクス主義的な帝国主義論は戦後の世界にはあてはまらない 小宮隆太郎
現代資本主義の展開
一部のケインジアンからも戦後の一時的なブームが終わり、慢性的な不況の到来、長期停滞を予想した人は少なくなかったが、現実には…
2024年1月28日
-
マルクス主義への懐疑と批判⑨「資本家階級」なるものは社会的階級として存在しない 小宮隆太郎
現代資本主義の展開
資本主義体制下での経営者は、その出身において資本家階級に属する人々が少なくないとする川口弘氏への反論である。>>連載「現代…
2024年1月14日
-
マルクス主義への懐疑と批判⑧知的能力を基礎に経営者階級は再生産される 小宮隆太郎
現代資本主義の展開
世襲的な財産所有の有無に基づいた階級対立よりは、知的能力を基礎とした連続性のある支配体制が形成されやすい。>>連載「現代資…
2023年12月31日
-
マルクス主義への懐疑と批判⑦資本家と労働者との間の階級対立は形成されなかった 小宮隆太郎
現代資本主義の展開
マルクスやエンゲルスが指摘したような片方に富と権力を集中して、産業を支配するごく少数の資本家と、もう一方の労働者の対立には…
2023年12月17日
-
マルクス主義への懐疑と批判⑥現代の資本主義経済がなぜ国家独占資本主義と規定されるのか 小宮隆太郎
現代資本主義の展開
ロジックの一つ一つの構成要素、論理の鎖の一つ一つの環が脆弱であり、筆者には説得力に欠くと指摘する。>>連載「現代資本主義の…
2023年12月10日
-
マルクス主義への懐疑と批判⑤市場と国際貿易の拡大が独占許さず 小宮隆太郎
現代資本主義の展開
マルクス経済学の信奉者だけでなく、経済官僚や財界人たちの「規模の経済についての信仰」、生産の集中は企業にとって有利という観…
2023年11月26日
-
マルクス主義への懐疑と批判④ソ連対アメリカ 小宮隆太郎
現代資本主義の展開
米欧日の主要資本主義国では、完全雇用の維持だけを目指すのではなく、成長率を引き上げるために投資水準を高め、技術進歩を促進す…
2023年11月12日
-
マルクス主義への懐疑と批判③戦後経済の発展とアメリカの強さ 小宮隆太郎
現代資本主義の展開
マルクスがいう資本主義の「最後の段階」に入って100年余り、資本主義はますます繁栄しているのはなぜかと筆者は問う。>>連載…
2023年11月5日
-
マルクス主義への懐疑と批判➁マルクス主義の体系は科学というより思想だ 小宮隆太郎
現代資本主義の展開
思想としての影響力の大きさや偉大さを認めつつも、単純な図式で割り切って考える人が多いと、筆者は指摘する。>>連載「現代資本…
2023年10月29日
-
マルクス主義への懐疑と批判①欧米と日本の知識人の間にギャップがある 小宮隆太郎
現代資本主義の展開
戦後の日本の近代経済学をけん引し、産業、貿易、金融政策で論争を挑み続け、「通念の破壊者」とも言われた小宮隆太郎氏が本誌(1…
2023年10月22日