書評
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『腐敗する「法の番人」』 鮎川潤著 平凡社新書 1078円
話題の本
『腐敗する「法の番人」』 鮎川潤著 平凡社新書 1078円 司法を担う国家機関がいずれも権限を踏み越え私利私欲に走ったり、職…
2024年4月19日
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『ピアノトリオ』 マイク・モラスキー著 岩波新書 1034円
話題の本
『ピアノトリオ』 マイク・モラスキー著 岩波新書 1034円 ビッグバンドあり、ピアノソロあり、その他さまざまな楽器の組み合…
2024年4月19日
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3月28日~4月3日(ビジネス/ノンフィクション)
丸善丸の内本店 週間ランキング
ビジネス1 M&A成長戦略 丹尾渉著、戦略総合研究所監修 ダイヤモンド社 1760円2 リスキリングが最強チームを…
2024年4月19日
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道路の変容から歴史の裏面をたどる視点に独自性 今谷明
歴史書の棚
今回は、前近代におけるインフラ整備関係の著作を取り上げよう。金田章裕著『道と日本史』(日経プレミアシリーズ、1100円)は…
2024年4月19日
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書店と図書館の「対話の場」が発表した“成果”を読む 永江朗
出版業界事情
「書店・図書館等関係者における対話の場」は、出版文化産業振興財団(JPIC)、日本図書館協会、文部科学省総合教育政策局の連携…
2024年4月19日
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中央銀行が経済危機に対して試した実験と失敗を詳細に検証 評者・服部元幸
Book Review
『金融政策の大転換 中央銀行の模索と課題』著者 田中隆之(専修大学経済学部長)慶応義塾大学出版会 5940円 21世紀に入っ…
2024年4月5日
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明治大正期の経済学者の“師匠”だった天野為之の業績を解説 評者・原田泰
Book Review
『天野為之 日本で最初の経済学者』著者 池尾愛子(早稲田大学商学学術院教授)ミネルヴァ書房 3080円 石橋湛山は、明治大正…
2024年4月5日
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『母の最終講義』 最相葉月著 ミシマ社 1980円
話題の本
『母の最終講義』 最相葉月著 ミシマ社 1980円 秀逸なノンフィクションを多数世に出してきた著者の最新刊は、自身の歩みや取…
2024年4月5日
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『日本製鉄の転生』 上阪欣史著 日経BP 1870円
話題の本
『日本製鉄の転生』 上阪欣史著 日経BP 1870円 米鉄鋼大手USスチール買収発表が世間を驚かせた日本製鉄。以前は巨体ゆえ…
2024年4月5日
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『東京ミドル期シングルの衝撃』 宮本みち子、大江守之編著 東洋経済新報社 1980円
話題の本
『東京ミドル期シングルの衝撃』 宮本みち子、大江守之編著 東洋経済新報社 1980円 日本が超高齢社会であることは周知の事実…
2024年4月5日
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『「笑っていいとも!」とその時代』 太田省一著 集英社新書 1034円
話題の本
『「笑っていいとも!」とその時代』 太田省一著 集英社新書 1034円 国民的人気バラエティー番組「笑っていいとも!」が最終…
2024年4月5日
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3月14日~3月20日(ビジネス/フィクション)
丸善丸の内本店 週間ランキング
ビジネス1 新富裕層のための本質的不動産投資 杉山浩一著 明日香出版社 1650円2 わが投資術 市場は誰に微笑むか 清原…
2024年4月5日
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カモにされてしまうことなく、いかにして身を守るか 美村里江
書評 読書日記
×月×日 効率よくお金や時間を使いたい思いは誰しも持っていると思う。映像界隈(かいわい)ではYouTubeの台頭により、10…
2024年4月5日
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自立外交のためにも国内政治の「戦後」を終わらせよ 井上寿一
歴史書の棚
日本現代史に関連する二つの著作を紹介する。どちらもおいそれとは手を出せない。700ページ前後の大部である。価格も1万円に近…
2024年4月5日
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おそるべき中国の顔認証技術「天網システム」 菱田雅晴
海外出版事情
米大統領選挙の行方に世界の関心が集中する中、人工知能(AI)によるディープフェイクが結果を左右しかねないとの危惧の声がある…
2024年4月5日
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自由民主主義と市場資本主義の因果・相関関係をデータで検証 評者・樋口美雄
Book Review
『民主主義と資本主義の危機』著者 マーティン・ウルフ(『フィナンシャル・タイムズ』紙 チーフ・エコノミクス・コメンテーター)…
2024年3月29日
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抵抗の思想としての「ケアの倫理」を展開 フェミニズム政治思想の最新到達点へ誘う書 評者・将基面貴巳
Book Review
『ケアの倫理 フェミニズムの政治思想』著者 岡野八代(同志社大学大学院教授)岩波新書 1364円 2020年に死去した米連邦…
2024年3月29日
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『働かないニッポン』 河合薫著 日経プレミアシリーズ 990円
話題の本
『働かないニッポン』 河合薫著 日経プレミアシリーズ 990円 ある調査で、日本は仕事への熱意や職場への愛着を示す社員がわず…
2024年3月29日
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『ガザとは何か』 岡真理著 大和書房 1540円
話題の本
『ガザとは何か』 岡真理著 大和書房 1540円 パレスチナ・ガザ地区で、連日、目を背けたくなるような惨劇が続いている。子ど…
2024年3月29日
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『若者に辞められると困るので、強く言えません』 横山信弘著 東洋経済新報社 1650円
話題の本
『若者に辞められると困るので、強く言えません』 横山信弘著 東洋経済新報社 1650円 このタイトルだけを見て、ドキッとし、…
2024年3月29日
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『学校に染まるな!』 おおたとしまさ著 ちくまプリマー新書 880円
話題の本
『学校に染まるな!』 おおたとしまさ著 ちくまプリマー新書 880円 気鋭の教育ジャーナリストが幾多の学校を取材した経験から…
2024年3月29日
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3月7日~3月13日(ビジネス/新書)
丸善丸の内本店 週間ランキング
ビジネス1 完全解説 都市型トランクルーム経営 浦川浩貴著 幻冬舎メディアコンサルティング 1760円2 わが投資術 市場…
2024年3月29日
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江戸随一の観相家に学ぶ健康・長寿の秘訣 高部知子
書評 読書日記
×月×日 20年以上前、まだ30代だった私がもっとも熱心に読んでいた本は「本の読み方」、いわゆる「読書術」に関する本だった。…
2024年3月29日
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19世紀末の中国庶民生活を当時の“B級雑誌”を素材に活写 加藤徹
歴史書の棚
歴史は立体的だ。大所高所から見渡す大局的な目線と、庶民の草の根的な目線の、両方が必要だ。 相田洋『中国生活(くらし)図譜 …
2024年3月29日
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経産省の書店振興PTは再販制見直しまで行くか 永江朗
出版業界事情
経済産業省は3月5日、省内横断の組織として街の書店を振興するプロジェクトチーム(PT)を設置した。ただし、具体的に何をやる…
2024年3月29日
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コロナ禍で顕在化したビジネスの地殻変動をラグジュアリー業界を舞台に描く 評者・諸富徹
Book Review
『世界のラグジュアリーブランドはいま何をしているのか?』著者 イヴ・アナニア(仏コンサルティング会社「ライトハウス」創設者兼…
2024年3月22日
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暗殺されたロシア人ジャーナリストの娘らによるプーチン告発の書 評者・高橋克秀
Book Review
『母、アンナ ロシアの真実を暴いたジャーナリストの情熱と人生』著者 ヴェーラ・ポリトコフスカヤ(ジャーナリスト、放送作家)、…
2024年3月22日
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2月29日~3月6日(ビジネス/ノンフィクション)
丸善丸の内本店 週間ランキング
ビジネス1 儲かる社長の超・決断力 小山昇著 KADOKAWA 1760円2 中小企業財務超入門 小寺弘泰著 きんざい 2…
2024年3月22日
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『劇的再建 「非合理」な決断が会社を救う』 山野千枝著 新潮社 1980円
話題の本
『劇的再建 「非合理」な決断が会社を救う』 山野千枝著 新潮社 1980円 経営難の会社を素人同然の状態で承継し、倒産など数…
2024年3月22日
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『日本国債入門』 服部孝洋著 きんざい 3630円
話題の本
『日本国債入門』 服部孝洋著 きんざい 3630円 年間発行額が200兆円を超え、財政・金融政策の中心を占める存在だが、専門…
2024年3月22日
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『中国農村の現在』 田原史起(ふみき)著 中公新書 1056円
話題の本
『中国農村の現在』 田原史起(ふみき)著 中公新書 1056円 中国といえばめざましい経済発展が話題になることが多いが、では…
2024年3月22日
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『タピオカ屋はどこへいったのか?』 菅原由一著 KADOKAWA 1650円
話題の本
『タピオカ屋はどこへいったのか?』 菅原由一著 KADOKAWA 1650円 タイトルを見て、「確かにそうだ」と思う人も多い…
2024年3月22日
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生成AIは人類の創造力を確実に上回る 孫崎享
書評 読書日記
×月×日 私は日々ブログとXで情報発信をしている。ここ数年で、その環境が大きく変わった。いま、毎日Xで情報が入る。アラビア語…
2024年3月22日
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ローマ「帝国」の芽生えをイベリア半島支配に求めた書 本村凌二
歴史書の棚
なぜローマ人だけがあの巨大な帝国を築くことができたのか、誰もが興味をそそられる問題である。この大問題をめぐって、宮嵜(みや…
2024年3月22日
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アメリカで中国敵視本が売れる背景に対日リスクを読む 冷泉彰彦
海外出版事情
ピーター・シュバイツァーといえば、トランプ政権の初期にブレーンを務めたスティーブン・バノンの盟友であり、共に保守サイト「ブ…
2024年3月22日
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国家も市場も救えない課題の解決をESS(社会的連帯経済)に期待 評者・藤好陽太郎
Book Review
『自治と連帯のエコノミー』著者 ロベール・ボワイエ(米州研究所〈パリ〉エコノミスト) 訳者 山田鋭夫藤原書店 2860円「国…
2024年3月8日
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『渋沢イズムでニッポン元気復活!』 三橋規宏著 海象社 1980円
話題の本
『渋沢イズムでニッポン元気復活!』 三橋規宏著 海象社 1980円 今年7月に新1万円札の顔となる「日本資本主義の父」渋沢栄…
2024年3月8日
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『自律と自立のまちづくり』 河内山哲朗著 小宮一夫、新嶋聡編 吉田書店 2970円
話題の本
『自律と自立のまちづくり』 河内山哲朗著 小宮一夫、新嶋聡編 吉田書店 2970円 現政権の不祥事続きで信頼度の低い国政に比…
2024年3月8日
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『ドキュメント 異次元緩和』 西野智彦著 岩波新書 1056円
話題の本
『ドキュメント 異次元緩和』 西野智彦著 岩波新書 1056円 安倍晋三首相の後ろ盾を得て誕生した日本銀行の黒田東彦総裁。2…
2024年3月8日
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“なぜ景気は循環する?”という古い問いへの新しい答えを分かりやすく解説 評者・土居丈朗
Book Review
『マクロ経済動学 景気循環の起源の解明』著者 楡井誠(東京大学大学院教授)有斐閣 3300円 コロナ禍が終わりに近づき、経済…
2024年3月8日
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『インドの食卓 そこに「カレー」はない』 笠井亮平著 ハヤカワ新書 1144円
話題の本
『インドの食卓 そこに「カレー」はない』 笠井亮平著 ハヤカワ新書 1144円 日本でおなじみの「カレー」は英国が植民地支配…
2024年3月8日
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2月15日~2月21日(ビジネス/フィクション)
丸善丸の内本店 週間ランキング
ビジネス1 売上増の無限ループを実現する 営業DX 長尾一洋著 KADOKAWA 1650円2 転換の時代を生き抜く投資の…
2024年3月8日
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三井文庫に勤める著者が三井両替商の実態を活写した渾身の一冊 今谷明
歴史書の棚
近世の大坂は、北陸と西日本の米穀が集まり、その代金である貨幣も集中して“天下の台所”と称された一大経済都市であった。米市場…
2024年3月8日
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SHIBUYA TSUTAYAが500席規模の巨大“漫喫”に 永江朗
出版業界事情
改装のため昨年10月末から休業していたSHIBUYA TSUTAYAが、4月25日から営業再開する。ロゴも原研哉デザインに…
2024年3月8日
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企業の具体的取り組み示し経営者と投資家の姿勢問う 評者・平山賢一
Book Review
『低PBR株の逆襲』著者 菊地正俊(みずほ証券エクイティ調査部チーフ株式ストラテジスト)日本実業出版社 1870円 東証が低…
2024年3月1日
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現地で“会う・見る・読む” 半世紀以上にわたる台湾政治研究を集約 評者・近藤伸二
Book Review
『台湾の半世紀 民主化と台湾化の現場』著者 若林正丈(早稲田大学名誉教授)筑摩選書 2090円 1月13日に行われた台湾総統…
2024年3月1日
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『すくえた命 太宰府主婦暴行死事件』 塩塚陽介著 幻冬舎 1870円
話題の本
『すくえた命 太宰府主婦暴行死事件』 塩塚陽介著 幻冬舎 1870円 2019年、福岡で無数のあざや傷がある凄惨(せいさん)…
2024年3月1日
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『中小企業・スタートアップを読み解く』 加藤厚海、福嶋路、宇田忠司著 有斐閣 2640円
話題の本
『中小企業・スタートアップを読み解く』 加藤厚海、福嶋路、宇田忠司著 有斐閣 2640円 メディアで取り沙汰されるのは大企業…
2024年3月1日
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『罰ゲーム化する管理職』 小林祐児著 インターナショナル新書 1012円
話題の本
『罰ゲーム化する管理職』 小林祐児著 インターナショナル新書 1012円 日本経済の停滞と人手不足。それによるダメージとプレ…
2024年3月1日
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『戦狼中国の対日工作』 安田峰俊著 文春新書 1045円
話題の本
『戦狼中国の対日工作』 安田峰俊著 文春新書 1045円 批判や恫喝(どうかつ)を繰り返す超攻撃的な「戦狼外交」を展開する中…
2024年3月1日