書評
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アメリカ ロマンス時代小説、TVドラマ化で大ブーム=冷泉彰彦
海外出版事情
年明けのアメリカにおける、フィクションのベストセラー・ランキングに異変が起きている。19世紀の英国を舞台にしたロマンス・ノ…
2021年1月29日
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『香港とは何か』 評者・田代秀敏
Book Review
著者 野嶋剛(ジャーナリスト) ちくま新書 840円「日本人に知ってほしい香港」 丹念な取材と歴史認識で描写「香港は貿易総額…
2021年1月29日
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『回想 イトマン事件』 大塚将司著 岩波書店 2200円
話題の本
『回想 イトマン事件』 大塚将司著 岩波書店 2200円 巨額の資金が闇社会に流れたとみられ、いまなお謎が残る戦後最大の経済…
2021年1月29日
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『ビジネスの未来』 山口周著 プレジデント社 1700円
話題の本
『ビジネスの未来』 山口周著 プレジデント社 1700円 タイトルに「未来」という言葉を入れながら、冒頭で「ビジネスはその歴…
2021年1月29日
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『2021年以後の世界秩序』 渡部恒雄著 新潮新書 760円
話題の本
『2021年以後の世界秩序』 渡部恒雄著 新潮新書 760円 トランプ氏がこれほど米国を分断させると著者は予測できなかった。…
2021年1月29日
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『地方を生きる』 小松理虔著 ちくまプリマー新書 860円
話題の本
『地方を生きる』 小松理虔著 ちくまプリマー新書 860円 福島にUターンした著者が体験をもとに、地方移住の可能性とアドバイ…
2021年1月29日
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『WEAK LINK コロナが明らかにしたグローバル経済の悪夢のような脆さ』 評者・土居丈朗
Book Review
著者 竹森俊平(慶応義塾大学教授) 日経BP 1800円不信感、孤立主義、自信過剰 危機対応妨げる弱点を分析 新型コロナウイ…
2021年1月22日
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著者に聞く 『愛をばらまけ 大阪・西成、けったいな牧師とその信徒たち』 著者・上村真也さん
書評
◆著者 上村真也さん(読売新聞大阪本社社会部)路地裏の教会に息づく「愛があふれる」関係 大阪の釜ヶ崎(あいりん地区)といえ…
2021年1月22日
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社殿の出現に注目し神社の意義を説く入門書=今谷明
歴史書の棚
今冬は「3密」回避の目的から、せっかくの初詣を延期または変更した人も多かったに違いない。しかしこの初詣は、我々日本人の信仰…
2021年1月22日
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現役著名作家の電子書籍化が加速=永江朗
出版業界事情
これまで自作の電子書籍化に比較的消極的だった現役の著名作家の電子書籍市場参入が相次いでいる。 新潮社は村上春樹の小説8タイ…
2021年1月22日
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『VUCA時代のグローバル戦略』 評者・加護野忠男
Book Review
著者 パンカジュ・ゲマワット(ニューヨーク大学スターン・ビジネススクール教授) 監訳者 琴坂将広 訳者 月谷真紀 東洋経済新…
2021年1月22日
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1月7~13日(ビジネス/フィクション)
丸善丸の内本店 週間ランキング
ビジネス 1 1日1話、読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書 藤尾秀昭監修 致知出版社 2350円2 ビジネスの未来 …
2021年1月22日
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『ロッテを創った男 重光武雄論』 松崎隆司著 ダイヤモンド社 1800円
話題の本
『ロッテを創った男 重光武雄論』 松崎隆司著 ダイヤモンド社 1800円 ロッテを一代で築いた重光武雄の生涯を振り返る。朝鮮…
2021年1月22日
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『安倍・菅政権 vs. 検察庁』 村山治著 文藝春秋 1600円
話題の本
『安倍・菅政権 vs. 検察庁』 村山治著 文藝春秋 1600円 2020年に大騒ぎとなった黒川弘務東京高検検事長の定年延長…
2021年1月22日
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『縁食論』 藤原辰史著 ミシマ社 1700円
話題の本
『縁食論』 藤原辰史著 ミシマ社 1700円 誰もが温かい食事でお腹(なか)を満たせる無料食堂がそこかしこに設けられていたら…
2021年1月22日
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『スマホ脳』 アンデシュ・ハンセン著 新潮新書 980円
話題の本
『スマホ脳』 アンデシュ・ハンセン著 新潮新書 980円 現代人は、平均して1日4時間スマホを利用しているという。これほど長…
2021年1月22日
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『中国・金融「自由化」と人民元 「国際化」の政治経済学 「改革・開放」後の中国金融経済40年史』 評者・服部茂幸
Book Review
著者 鳥谷一生(京都女子大学教授) 晃洋書房 3300円世界を左右する中国経済 自由化、国際化めぐる熟考の書 2008年の世…
2021年1月15日
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『超電導リニアの不都合な真実』 評者・新藤宗幸
Book Review
著者 川辺謙一(交通技術ライター) 草思社 1700円リスク、課題を綿密調査 中央新幹線構想の批判的検討 超電導リニアによる…
2021年1月15日
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中国 「怒る」べきか、「反省」すべきか 日清戦争論=辻康吾
海外出版事情
ネットや在日中国人との話の中から、中国で日本への「関心」が非常に高まっているように感じられる。一昨年1000万人近くにのぼ…
2021年1月15日
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若者の文字に絵に写真…… コロナ下の生態が満載=美村里江
書評 読書日記
×月×日 コロナ禍で古典文学が人気だったそうだが、『デカメロン』もその一冊だろう。ペストから逃れフィレンツェの郊外に引きこも…
2021年1月15日
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日米関係の手がかり示す滞在記にして思索の書=井上寿一
歴史書の棚
今年、アメリカは新しい大統領が誕生する。バイデン大統領のアメリカと日本の外交関係はどうなるのか。ここでは歴史に手がかりを求…
2021年1月15日
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2020年12月24~30日(ノンフィクション/新書)
丸善丸の内本店 週間ランキング
ノンフィクション 1 成功への扉 ヨグマタ相川圭子著 光文社 1300円2 秘密の法 人生を変える新しい世界観 大川隆法著 …
2021年1月15日
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『ゲンロン戦記』 東浩紀著 中公新書ラクレ 860円
話題の本
『ゲンロン戦記』 東浩紀著 中公新書ラクレ 860円 既存の論壇に対しオルタナティブな言論の場を作ろうと会社を立ち上げた批評…
2021年1月15日
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『分断のアメリカ』 日本経済新聞社編 日経BP 1600円
話題の本
『分断のアメリカ』 日本経済新聞社編 日経BP 1600円 大統領選挙に揺れ続けたアメリカ。本書は1年間にわたる選挙戦の模様…
2021年1月15日
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『地域医療は再生するか』 三原岳著 医薬経済社 1500円
話題の本
『地域医療は再生するか』 三原岳著 医薬経済社 1500円 2025年の社会を予測し都道府県ごとに最適な医療提供体制を確立す…
2021年1月15日
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『ニッポン巡礼』 アレックス・カー著 集英社新書ヴィジュアル版 1400円
話題の本
『ニッポン巡礼』 アレックス・カー著 集英社新書ヴィジュアル版 1400円『かくれ里』という名著がある。著者は随筆家の白洲正…
2021年1月15日
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『グレート・リセット ダボス会議で語られるアフターコロナの世界』 評者・上川孝夫
Book Review
著者 クラウス・シュワブ(世界経済フォーラム会長) ティエリ・マルレ(『マンスリー・バロメーター』代表) 訳者 藤田正美、チ…
2021年1月8日
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ユートピアを目指した太平天国の理想と現実=加藤徹
歴史書の棚
菊池秀明『太平天国──皇帝なき中国の挫折』(岩波新書、860円)は、熱い本だ。 清の末、中国最南端の広東に洪秀全という知識…
2021年1月8日
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続々と姿消す出版社PR誌=永江朗
出版業界事情
出版社のPR誌が好きだという読書家は多い。筆者も中学生のとき、岩波書店の『図書』を定期購読して以来、さまざまな出版社PR誌…
2021年1月8日
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絶対に行くことはないけれど 未知の南極事情に興味津々=高部知子
書評 読書日記
×月×日 私は子どもの頃から日本国内の旅が好きで、同じ金額を使うなら海外よりも国内温泉旅行を豪華にしたいタイプ。しかし未知の…
2021年1月8日
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『統計で考える働き方の未来 高齢者が働き続ける国へ』 評者・小峰隆夫
Book Review
著者 坂本貴志(リクルートワークス研究所研究員) ちくま新書 880円非正規の待遇は実は改善──データで通説を次々に覆す 新…
2021年1月8日
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『ポスト・オーバーツーリズム』 阿部大輔編著 学芸出版社 2500円
話題の本
『ポスト・オーバーツーリズム』 阿部大輔編著 学芸出版社 2500円 世界的に猛威を振るう新型コロナウイルス。訪問客の激減で…
2021年1月8日
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『2025年を制覇する破壊的企業』 山本康正著 SB新書 900円
話題の本
『2025年を制覇する破壊的企業』 山本康正著 SB新書 900円 最先端企業は「本業が何であるということすら決めていない」…
2021年1月8日
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『社会保障と財政の危機』 鈴木亘著 PHP新書 930円
話題の本
『社会保障と財政の危機』 鈴木亘著 PHP新書 930円 新型コロナウイルスは医療や介護、年金、生活保護の窮状をあぶり出した…
2021年1月8日
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2020年12月24~30日(ビジネス/フィクション)
丸善丸の内本店 週間ランキング
ビジネス 1 アパ社長カレーの野望 自分で風を起こし その風に乗れ 元谷拓著 青春出版社 1500円2 1日1話、読めば心…
2021年1月8日
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『われらが〈無意識〉なる韓国』 四方田犬彦著 作品社 2700円
話題の本
『われらが〈無意識〉なる韓国』 四方田犬彦著 作品社 2700円 映画誌・比較文化研究家の著者には100冊以上の著書がある。…
2021年1月5日
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『シリアで猫を救う』 アラー・アルジャリール、ダイアナ・ダーク著 講談社 1700円
話題の本
『シリアで猫を救う』 アラー・アルジャリール、ダイアナ・ダーク著 講談社 1700円 本書の主人公は激しい内戦が続くシリアの…
2021年1月2日
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『オードリー・タン デジタルとAIの未来を語る』 オードリー・タン著 プレジデント社 1800円
話題の本
『オードリー・タン デジタルとAIの未来を語る』 オードリー・タン著 プレジデント社 1800円 新型コロナウイルスの封じ込…
2021年1月2日
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『グローバル・タックス』 諸富徹著 岩波新書 820円
話題の本
『グローバル・タックス』 諸富徹著 岩波新書 820円 経済のグローバル化、デジタル化で、従来の国際課税ルールが機能不全に陥…
2021年1月2日
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『明治天皇はシャンパンがお好き』 浅見雅男著 文春新書 820円
話題の本
『明治天皇はシャンパンがお好き』 浅見雅男著 文春新書 820円 タイトルに名前があるが、明治天皇ひとりについて書かれた本で…
2021年1月2日
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遺体から生まれた「遺体」 イラク舞台の快作を読む=孫崎享
書評 読書日記
×月×日 私がイラクにいたのはイラン・イラク戦争の時で、30年も前。だが湾岸戦争やイラク戦争が続き、この地には特別の関心を持…
2021年1月2日
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『日本経済の長期停滞 実証分析が明らかにするメカニズム』 評者・井堀利宏
Book Review
著者 小川一夫(関西外国語大学教授) 日経BP 4500円企業、家計の停滞メカニズム データ駆使し説得的に分析 日本経済の実…
2021年1月2日
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『都市危機のアメリカ 凋落と再生の現場を歩く』 評者・高橋克秀
Book Review
著者 矢作 弘(龍谷大学研究フェロー) 岩波書店 3200円再生のヒントは歴史にあり 変容する都市を現地リポート 米国大統領…
2021年1月2日
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シルクロードが結ぶ 未知の歴史の宝庫=本村凌二
歴史書の棚
2022年度から、学習指導要領の改訂により高校「世界史」が必修から外され、日本と世界の近現代史を中心とする「歴史総合」だけ…
2021年1月2日
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2020年12月10~16日(ビジネス/ノンフィクション)
丸善丸の内本店 週間ランキング
ビジネス 1 ASEAN M&A時代の幕開け 中堅・中小企業の成長戦略を描く 日本M&Aセンター海外事業部編…
2020年12月25日
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わが国独自の印判文化 その成立の歴史を探る=今谷明
歴史書の棚
判子(はんこ)行政に対する批判や擁護の議論でかまびすしい。婚姻届や土地の登記など、印鑑を必要とする手続きは多い。印鑑業者が…
2020年12月18日
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著者に聞く 『ウンコはどこから来て、どこへ行くのか』 著者・湯澤規子さん
書評
◆著者 湯澤規子さん(人文地理学者)ウンコの排除を切り口に近代化を、現代を見つめる『胃袋の近代』に『7袋のポテトチップス』…
2020年12月18日
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取次大手の好決算は一過性か=永江朗
出版業界事情
出版取次最大手の日本出版販売(日販)を傘下に置く日販グループホールディングス(日販GHD)とトーハンが、それぞれ中間決算(…
2020年12月18日
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『民主主義の壊れ方 クーデタ・大惨事・テクノロジー』 評者・浜矩子
Book Review
著者 デイヴィッド・ランシマン(ケンブリッジ大学教授) 訳者 若林茂樹 白水社 2400円若さを失った民主主義の 形骸化が進…
2020年12月18日
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『ミツバチと文明 宗教、芸術から科学、政治まで 文化を形づくった偉大な昆虫の物語』 評者・後藤康雄
Book Review
著者 クレア・プレストン(ロンドン大学教授) 訳者 倉橋俊介 草思社 1800円神話や宗教、寓話のモチーフ 芸術家を刺激した…
2020年12月18日