書評
掲載記事 1000件
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中国 中国アニメ大盛況、羅小黒(ロシャオヘイ)の大活躍=辻康吾
海外出版事情
中国をめぐってはコロナ、大洪水、領事館閉鎖など物騒な話ばかり。なにか楽しいことはないかと思っていたら、出会ったのはアニメの…
2020年8月21日
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『東アジア労働市場の制度改革とフレキシキュリティ』 評者・服部茂幸
Book Review
著者 厳成男(立教大学教授) ナカニシヤ出版 3600円雇用状況の世界的悪化の中 柔軟性+保障の雇用戦略を考察 東アジア諸国…
2020年8月21日
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『AIとカラー化した写真でよみがえる戦前・戦争』 評者・平山賢一
Book Review
著者 庭田杏珠、渡邉英徳(「記憶の解凍」プロジェクト) 光文社新書 1500円先端技術が過去と現在をつなぐ 暖色のニュアンス…
2020年8月21日
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『戦争の歌がきこえる』 佐藤由美子著 柏書房 1700円
話題の本
『戦争の歌がきこえる』 佐藤由美子著 柏書房 1700円「忘れたくても忘れられない記憶こそ、人生の最期によみがえるのだ」。米…
2020年8月21日
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『自由貿易はなぜ必要なのか』 椋寛著 有斐閣 2300円
話題の本
『自由貿易はなぜ必要なのか』 椋寛著 有斐閣 2300円 米国がTPP(環太平洋パートナーシップ協定)から離脱したことに象徴…
2020年8月21日
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『地方議員は必要か』 NHKスペシャル取材班著 文春新書 820円
話題の本
『地方議員は必要か』 NHKスペシャル取材班著 文春新書 820円 全国1788の地方議会全議員を対象とした前代未聞のアンケ…
2020年8月21日
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『ヒトの社会の起源は動物たちが知っている』 エドワード・O・ウィルソン著 NHK出版 1400円
話題の本
『ヒトの社会の起源は動物たちが知っている』 エドワード・O・ウィルソン著 NHK出版 1400円 さまざまな生物もまた、人間…
2020年8月21日
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研究者の個性が色濃い 漢字の字源諸説の面白さ=加藤徹
歴史書の棚
私のような素人が見ても、漢字の字源研究は面白い。研究者の個性が濃いのだ。 そもそも3000年も昔の漢字の字源を解明するのは…
2020年8月14日
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乗せるから聞かせて 本音引き出す絶品ルポ=楊逸
書評 読書日記
×月×日 雨の多い季節。鬱々とする在宅勤務の日々に新刊の自著が届いた。『わが敵「習近平」 中国共産党の「大罪」を許さない』(…
2020年8月14日
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『ドキュメント 強権の経済政策 ──官僚たちのアベノミクス2』 評者・小峰隆夫
Book Review
著者 軽部謙介(ジャーナリスト) 岩波新書 860円根拠なき政策決定プロセス 綿密な取材を通して解明 私が初めて軽部謙介氏の…
2020年8月14日
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コロナが問う出版社のITセンス=永江朗
出版業界事情
新型コロナウイルス感染症の勢いは衰える気配がない。収束はかなり先になりそうだ。出版社もさまざまな対応を迫られている。 最も…
2020年8月14日
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『わかりやすさの罪』 評者・柳川範之
Book Review
著者 武田砂鉄(フリーライター) 朝日新聞出版 1600円単純化すれば厳密さを欠く 「結論」を急ぐ危うい時代 わかりやすさに…
2020年8月14日
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7月23~29日(ビジネス/ノンフィクション)
丸善丸の内本店 週間ランキング
丸善丸の内本店 週間ランキング 7月23~29日 ビジネス 1 最先端のSDGs「ノハム」こそが中小企業の…
2020年8月14日
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『Mother Machine』 神舘和典著 幻冬舎 1500円
話題の本
『Mother Machine』 神舘和典著 幻冬舎 1500円 工作機械は、工業製品という機械を作るための機械として「マザ…
2020年8月14日
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『サガレン 樺太/サハリン境界を旅する』 梯久美子著 KADOKAWA 1700円
話題の本
『サガレン 樺太/サハリン境界を旅する』 梯久美子著 KADOKAWA 1700円 北海道の北に浮かぶ、昔は「サガレン」と呼…
2020年8月14日
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『LGBTとハラスメント』 神谷悠一、松岡宗嗣著 集英社新書 820円
話題の本
『LGBTとハラスメント』 神谷悠一、松岡宗嗣著 集英社新書 820円 性的少数者を意味する「LGBT」は、いまや多くの人が…
2020年8月14日
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知識は天然資源である 担う者に相応の支払いを=ブレイディみかこ
書評 読書日記
×月×日 借りたものは返せない。 栗原康著『奨学金なんかこわくない! 「学生に賃金を」完全版』(新評論、2000円)の帯に書…
2020年7月31日
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アメリカ 人種差別の本質を論じた2冊=冷泉彰彦
海外出版事情
アマゾンの「最も売れた本」ランキングで、人種差別を扱った本が2位と3位を占めている。1冊は、ワシントン大学のロビン・ディア…
2020年7月31日
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日本人の行動規範はいかにして形成されたか=今谷明
歴史書の棚
新型コロナウイルスの世界的感染状況下、日本は強制的な都市封鎖(ロックダウン)も行わなかったのに、重症者・死亡者ともに欧米諸…
2020年7月31日
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『日本の道路政策 経済学と政治学からの分析』 評者・井堀利宏
Book Review
著者 太田和博(専修大学教授) 東京大学出版会 5500円受益者負担原則の見直し含め道路行政の現状と未来を分析 本書は日本全…
2020年7月31日
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『新型コロナVS中国14億人』 評者・田代秀敏
Book Review
著者 浦上早苗(経済ジャーナリスト) 小学館新書 820円先端IT企業の機動力軸に超大国のダイナミズム描く「ウイルスとの戦い…
2020年7月31日
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7月16~22日(ビジネス/フィクション)
丸善丸の内本店 週間ランキング
ビジネス 1 門外不出の経営ノート 2泊3日で165万円! プレミアム合宿LIVE講義 小山昇著 ダイヤモンド社 1980…
2020年7月31日
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『ウイルスVS人類』 瀬名秀明、押谷仁、五箇公一、岡部信彦、河岡義裕、大曲貴夫、NHK取材班著 文春新書 800円
話題の本
『ウイルスVS人類』 瀬名秀明、押谷仁、五箇公一、岡部信彦、河岡義裕、大曲貴夫、NHK取材班著 文春新書 800円 NHK-…
2020年7月31日
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『勤勉な国の悲しい生産性』 ルディー和子著 日本実業出版社 1700円
話題の本
『勤勉な国の悲しい生産性』 ルディー和子著 日本実業出版社 1700円 生産性を高める、といえば、議論の余地なく望ましいこと…
2020年7月31日
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『わたしはオオカミ』 アビー・ワンバック著 海と月社 1400円
話題の本
『わたしはオオカミ』 アビー・ワンバック著 海と月社 1400円 著者の名前に覚えのある方も多いことだろう。そう、日本女子サ…
2020年7月31日
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『歴史秘話 外務省研修所』 片山和之著 光文社新書 800円
話題の本
『歴史秘話 外務省研修所』 片山和之著 光文社新書 800円 外交官らを養成する外務省研修所。常に注目を浴びる外交を縁の下で…
2020年7月31日
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コロナで空前の活況も ジャンルで明暗=永江朗
出版業界事情
先日、都内の小さな書店で棚を眺めていると、旧知の店主が「コロナ疲れです」と言った。感染症対策の影響で大繁盛し、棚がスカスカ…
2020年7月24日
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各時代の世界が一目瞭然 画期的な歴史地図に学ぶ=本村凌二
歴史書の棚
ときには掛け値なしに薦めたい本がある。今役立つだけでなく、一生にわたっていつでも使えそうな教養本でもある。DK社編著、スミ…
2020年7月24日
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『さよなら、俺たち』 著者・清田隆之さん
著者に聞く
◆著者 清田隆之さん(恋バナ収集ユニット「桃山商事」代表)もっと感情を口にして男性が楽になればいい 恋バナ収集ユニットは一…
2020年7月24日
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『政策保有株式の実証分析 失われる株式持合いの経済的効果』 評者・土居丈朗
Book Review
著者 円谷昭一(一橋大学大学院准教授) 日本経済新聞出版 5000円株の持ち合い多いほど低利益 新たな企業分析指標を提示 日…
2020年7月24日
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『ラマレラ 最後のクジラの民』 評者・池内了
Book Review
著者 ダグ・ボック・クラーク(ジャーナリスト) 訳者 上原裕美子 NHK出版 3000円現存する狩猟の民に文明の波 伝統が消…
2020年7月24日
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『健康的で清潔で、道徳的な秩序ある社会の不自由さについて』 熊代享著 イースト・プレス 1800円
話題の本
『健康的で清潔で、道徳的な秩序ある社会の不自由さについて』 熊代享著 イースト・プレス 1800円 自由で快適になった社会。…
2020年7月24日
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『仕事本 わたしたちの緊急事態日記』 左右社編集部編 左右社 2000円
話題の本
『仕事本 わたしたちの緊急事態日記』 左右社編集部編 左右社 2000円 新型コロナウイルス感染拡大を受けての緊急事態宣言後…
2020年7月24日
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『ならずもの 井上雅博伝―ヤフーを作った男』 森功著 講談社 1700円
話題の本
『ならずもの 井上雅博伝―ヤフーを作った男』 森功著 講談社 1700円 巨大IT企業ヤフーの実質的な創業社長、井上雅博氏。…
2020年7月24日
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7月2~8日(ノンフィクション/新書)
丸善丸の内本店 週間ランキング
ノンフィクション1 すごい!お金持ちチェンジ 森瀬繁智著 KADOKAWA 1400円2 女帝 小池百合子 石井妙子著 …
2020年7月24日
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『終わりなき〈いくさ〉』 藤原健著 琉球新報社 2000円
話題の本
『終わりなき〈いくさ〉』 藤原健著 琉球新報社 2000円 66歳で沖縄に転居し、沖縄大学大学院に学んだ著者。その意図は、長…
2020年7月24日
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7月2~8日(ビジネス/フィクション)
丸善丸の内本店 週間ランキング
ビジネス 1 「知っているかいないか」で大きな差がつく! 人生逃げ切り戦略 やまもとりゅうけん著 KADOKAWA 140…
2020年7月17日
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中国 真の近代化目指して 中国のトイレ革命=辻康吾
海外出版事情
1980年代、中国が対外開放を始めるとともに急増した外国人訪問者の最大かつ共通の話題は、中国の「トイレ話」であった。昨年1…
2020年7月17日
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喜びや楽しみもあった イメージ変える新研究=井上寿一
歴史書の棚
サンドラ・シャール『「女工哀史」を再考する』(京都大学学術出版会、6200円)は博士論文に基づく学術書であり、価格も高く、…
2020年7月17日
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好きなものを大切にする 大人も読んでほしい絵本=美村里江
書評 読書日記
×月×日 人生で間違いなく得していると思うのは、「虫が好き」なことだ。この地球上にはどこでもほぼ100%虫がいる。彼らの絶滅…
2020年7月17日
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『「経理」の本分 部署の存在意義、業務の原則、部員の心得』 評者・加護野忠男
Book Review
著者 武田雄治(公認会計士) 中央経済社 2300円企業経営で経理任務とは何か 本質的な問いに正面から挑む こんな本を待って…
2020年7月17日
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『なぜ中間層は没落したのか アメリカ二重経済のジレンマ』 評者・高橋克秀
Book Review
著者 ピーター・テミン(マサチューセッツ工科大学名誉教授) 訳者 栗林寛幸 慶応義塾大学出版会 2700円二極化に苦しむ米国…
2020年7月17日
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『ドキュメント 強権の経済政策 官僚たちのアベノミクス2』 軽部謙介著 岩波新書 860円
話題の本
『ドキュメント 強権の経済政策 官僚たちのアベノミクス2』 軽部謙介著 岩波新書 860円 第2次安倍内閣が独自の経済政策を…
2020年7月17日
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『アクティビストの衝撃』 菊地正俊著 中央経済社 2800円
話題の本
『アクティビストの衝撃』 菊地正俊著 中央経済社 2800円 企業を食い物にする「ハゲタカ」か。あるいは、企業価値向上を促す…
2020年7月17日
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『サステナベーション』 藤原遠著 日本経済新聞出版 1600円
話題の本
『サステナベーション』 藤原遠著 日本経済新聞出版 1600円 タイトルは、「サステナビリティ」(持続可能性)と「イノベーシ…
2020年7月17日
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『教育現場は困ってる』 榎本博明著 平凡社新書 800円
話題の本
『教育現場は困ってる』 榎本博明著 平凡社新書 800円 出発点は著者の違和感にある。教育改革といえば聞こえはいいが、はたし…
2020年7月17日
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6月25~7月1日(ビジネス/新書)
丸善丸の内本店 週間ランキング
ビジネス書ベスト10 1 精神科医が教える ストレスフリー超大全 樺沢紫苑著 ダイヤモンド社 1600円2 コーポレート・…
2020年7月10日
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絵図の史料で読み解く 古今東西の歴史の実相=加藤徹
歴史書の棚
「画像史料を駆使する図像学は、文献資料ではわからない歴史の実相を生き生きと甦(よみがえ)らせます」。杉原たく哉著『アジア図像…
2020年7月10日
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『椅子クラフトはなぜ生き残るのか』 評者・後藤康雄
Book Review
著者 坂井素思(放送大学教授) 左右社 2000円機能性や効率性の外にある「有益な失敗」という魅力 1枚の白い羽根が主人公の…
2020年7月10日
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自宅では体験できない 中国茶の味わいと時間=高部知子
書評 読書日記
×月×日 お茶が好きだぁ。でもペットボトルで飲むものは、私の中でお茶ではない。急須で入れるものがお茶。こだわりがあるほどでも…
2020年7月10日