書評
掲載記事 1000件
-
実は身近にあるラテン語 名言・名句の宝庫 本村凌二
歴史書の棚
高校生のころ、『大学でいかに学ぶか』（講談社現代新書）という本を読んだことがある。当時一橋大学の学長だった増田四郎先生が書…
2024年6月14日
-
『堤康次郎 西武グループと20世紀日本の開発事業』 老川慶喜著 中公新書 1320円
話題の本
『堤康次郎 西武グループと20世紀日本の開発事業』 老川慶喜著 中公新書 1320円 西武グループ創始者・堤康次郎。彼の猛烈…
2024年6月14日
-
『統計学の極意』 デイヴィッド・シュピーゲルハルター著 草思社 3080円
話題の本
『統計学の極意』 デイヴィッド・シュピーゲルハルター著 草思社 3080円 統計学と聞いて、苦手意識のあまり逃げ出したくなる…
2024年6月14日
-
『アトムの心臓』 清武英利著 文春文庫 770円
話題の本
『アトムの心臓』 清武英利著 文春文庫 770円 重篤な心臓疾患を抱えた娘を助けたいと願う町工場の経営者夫妻は驚きの行動に出…
2024年6月14日
-
『米国ビジネス書100選』 久原正治著、日本CFO協会編 きんざい 2640円
話題の本
『米国ビジネス書100選』 久原正治著、日本CFO協会編 きんざい 2640円 日本長期信用銀行シカゴ支店長を務めた経験を持…
2024年6月14日
-
5月23日～5月29日（ビジネス／フィクション）
丸善丸の内本店 週間ランキング
ビジネス1 企業価値最大化経営 澤拓磨著 日経BP 1980円2 WILL 「キャリアの羅針盤」の見つけ方 大川陽介著 ディ…
2024年6月14日
-
ベトナム戦争を見つめ直して共感呼ぶクリスティン・ハナの新作 冷泉彰彦
海外出版事情
歴史フィクションというジャンルは、架空の人物が歴史の中で翻弄(ほんろう)されるスタイルが特徴だが、日本の場合は、むしろ近年…
2024年6月14日
-
苦境が続く日本の電機産業に意識変革の兆し 経営論の視点で復活を考える 評者・近藤伸二
Book Review
『半導体逆転戦略 日本復活に必要な経営を問う』著者 長内厚（早稲田大学商学学術院教授）日経BP 1980円 シャープが5月、…
2024年5月31日
-
胸躍る太古のDNA 少しずつ再現可能性広がる 評者・池内了
Book Review
『化石に眠るDNA 絶滅動物は復活するか』著者 更科功（武蔵野美術大学教授）中公新書 1100円 恐竜やマンモスなど、古代D…
2024年5月31日
-
幼少から目利きの渋沢栄一 日本経済の近代化に貢献 今谷明
歴史書の棚
幕末、“黒船来航”に見舞われてからの日本は、植民地化の危機にさらされた。その危機を回避すべく、幕府と各藩は、数百人の留学生…
2024年5月31日
-
『労働法はフリーランスを守れるか』 橋本陽子著 ちくま新書 1012円
話題の本
『労働法はフリーランスを守れるか』 橋本陽子著 ちくま新書 1012円 最近注目される配達員などのフリーランスは自由な存在に…
2024年5月31日
-
『ビジネスマン超入門365』 文／林雄司、絵／ヨシタケシンスケ 太田出版 1650円
話題の本
『ビジネスマン超入門365』 文／林雄司、絵／ヨシタケシンスケ 太田出版 1650円 なんと珍しいビジネス書だろう。積極性や…
2024年5月31日
-
『首都直下 南海トラフ地震に備えよ』 鎌田浩毅著 SB新書 990円
話題の本
『首都直下 南海トラフ地震に備えよ』 鎌田浩毅著 SB新書 990円 本誌連載「役に立つ地学」でもおなじみの筆者が繰り返し訴…
2024年5月31日
-
『92歳、広岡達朗の正体』 松永多佳倫著 扶桑社 2310円
話題の本
『92歳、広岡達朗の正体』 松永多佳倫著 扶桑社 2310円 巨人の名ショートとして活躍し、弱小球団のヤクルトや西武を初優勝…
2024年5月31日
-
書店復興は地域の読書事情の実態把握から 永江朗
出版業界事情
出版文化産業振興財団（JPIC）の調査によると、今年3月時点で書店ゼロの自治体は全国で27.7％に上るという。前回、202…
2024年5月31日
-
5月9日～5月15日（ビジネス／新書）
丸善丸の内本店 週間ランキング
ビジネス1 経営に新たな視点をもたらす 「統合知」の時代 PwCコンサルティング合同会社、PwC Intelligence…
2024年5月31日
-
5月2日～5月8日（ビジネス／ノンフィクション）
丸善丸の内本店 週間ランキング
ビジネス1 ポートフォリオ・マネジメントで一生お金に困らない人になる！ 高衣紗彩著 すばる舎 1760円2 経営中毒 社長…
2024年5月24日
-
リフレ派経済学を根本的に書き換える一冊 評者・服部茂幸
Book Review
『財政・金融政策の転換点 日本経済の再生プラン』著者 飯田泰之（明治大学教授）中公新書 924円 2000年代に完成した「新…
2024年5月24日
-
『活躍できる社会人になれる教科書』 藤好陽太郎著 大学教育出版 1980円
話題の本
『活躍できる社会人になれる教科書』 藤好陽太郎著 大学教育出版 1980円 効果的な勉強のやり方を指南した一冊。元毎日新聞記…
2024年5月24日
-
『翻訳に生きて死んで』 クォン・ナミ著 平凡社 2750円
話題の本
『翻訳に生きて死んで』 クォン・ナミ著 平凡社 2750円 韓国を代表する日本文学翻訳者が懸命に切り開いてきたキャリアを回顧…
2024年5月24日
-
『おとなの歯磨き』 伊東材祐(さいゆう)著 フローラル出版 1650円
話題の本
『おとなの歯磨き』 伊東材祐(さいゆう)著 フローラル出版 1650円 日本人の2人に1人に歯周病が見られ、しかも高齢になる…
2024年5月24日
-
『天気でよみとく名画』 長谷部愛著 中公新書ラクレ 1100円
話題の本
『天気でよみとく名画』 長谷部愛著 中公新書ラクレ 1100円 モネら印象派の名画が誕生した背景にはフランスの温暖な気候があ…
2024年5月24日
-
社会で支える育児へ 人気バンド・デシネ邦訳出来！ 荻上チキ
書評 読書日記
待ちに待っていたバンド・デシネ（仏語圏の漫画）が邦訳された。『ターラの夢見た家族生活 親子をまるごと支えるフランスの在宅教…
2024年5月24日
-
日露英中の史料を駆使した高度な実証作業で日ソ戦の全体像を描く試み 井上寿一
歴史書の棚
2022年に始まったウクライナ戦争は今も続いている。日本はこの戦争の直接の当事国ではない。しかしロシアあるいはソ連と戦争を…
2024年5月24日
-
日本アニメの中国“字幕組”はサブカル伝道師だった 菱田雅晴
海外出版事情
べらぼうに日本語がうまい中国人留学生に尋ねると「日本のアニメやテレビ番組で勉強しました」という答えが多い。動漫＝アニメに代…
2024年5月24日
-
人間にとって「労働」とは何か 狩猟採集時代から検証 評者・後藤康雄
Book Review
『仕事と人間 70万年のグローバル労働史（上・下）』著者 ヤン・ルカセン（アムステルダム自由大学名誉教授） 訳者 塩原通緒(…
2024年5月24日
-
日常の治療から予防も担うプライマリー・ケアが未確立の日本の地域医療 評者・土居丈朗
Book Review
『地域医療の経済学 医療の質・費用・ヘルスリテラシーの効果』著者 井伊雅子（一橋大学大学院教授）慶応義塾大学出版会 3300…
2024年5月17日
-
グローバル化がかえって“国境の壁”を厚くする、という逆説 評者・将基面貴巳
Book Review
『流出する日本人 海外移住の光と影』著者 大石奈々（メルボルン大学アジア研究所准教授）中公新書 924円 英国留学のために日…
2024年5月17日
-
『正力ドームvs.NHKタワー』 大澤昭彦著 新潮選書 1980円
話題の本
『正力ドームvs.NHKタワー』 大澤昭彦著 新潮選書 1980円 東京タワー誕生前、都内にはテレビ放送用の巨大鉄塔が3本も…
2024年5月17日
-
『これからの地方創生のシナリオ』 畠山洋平、堀内悠著 大学教育出版 1980円
話題の本
『これからの地方創生のシナリオ』 畠山洋平、堀内悠著 大学教育出版 1980円 一層の人口減少が不可避の日本では、どのように…
2024年5月17日
-
『駅メロものがたり』 藤澤志穂子著 交通新聞社新書 990円
話題の本
『駅メロものがたり』 藤澤志穂子著 交通新聞社新書 990円 主要駅ならどこでも耳にする「駅メロ」について、元一般紙記者が全…
2024年5月17日
-
『生と死を分ける翻訳』 アンナ・アスラニアン著 草思社 2750円
話題の本
『生と死を分ける翻訳』 アンナ・アスラニアン著 草思社 2750円 トランプ氏が米国の大統領在任当時に、特定の国家を卑俗な言…
2024年5月17日
-
4月25日～5月1日（ビジネス／フィクション）
丸善丸の内本店 週間ランキング
ビジネス1 リーダーは迷うくらいがちょうどいい 中武篤史著 みらいパブリッシング 1650円2 経営中毒 社長はつらい、だ…
2024年5月17日
-
現役政治家の「李白」評伝にみなぎる独特の英気 加藤徹
歴史書の棚
海江田万里『李白 その詩と人生』（アジア太平洋観光社、2500円）は、唐の漢詩人・李白（701～762年）の作品と生涯を、…
2024年5月17日
-
作家3団体が電子書籍化を含む読書バリアフリー推進で共同声明 永江朗
出版業界事情
日本文芸家協会、日本推理作家協会、日本ペンクラブは4月9日、「読書バリアフリーに関する三団体共同声明」を発表した。声明は、…
2024年5月17日
-
「美しい物を見る時には目を閉じるの」 楊逸
書評 読書日記
×月×日 雨がち曇りがちの天気が長く続くと、気落ちしてなんとなくしんどく感じてしまう。重くて低いという山陰の曇り空も同じよう…
2024年5月17日
-
現代の総力戦の遂行には“総動員”より“武士の商人化”が有功と提言 評者・平山賢一
Book Review
『戦争と経済 舞台裏から読み解く戦いの歴史』著者 小野圭司（防衛省防衛研究所 特別研究官）日経BP 2420円 長く平和を享…
2024年5月3日
-
帝国主義時代の植民地や戦場の悲惨と疫学の発展の関係を詳述 評者・藤好陽太郎
Book Review
『帝国の疫病 植民地主義、奴隷制度、戦争は医学をどう変えたか』著者 ジム・ダウンズ（米ゲティスバーグ大学教授） 訳者 仲達志…
2024年5月3日
-
『ルポ 宗教と子ども』 毎日新聞取材班編 明石書店 2200円
話題の本
『ルポ 宗教と子ども』 毎日新聞取材班編 明石書店 2200円 安倍晋三元首相の銃撃事件をきっかけに、親の信仰の影響を受けて…
2024年5月3日
-
『国産ロケットの父 糸川英夫のイノベーション』 田中猪夫著 日経BP 2200円
話題の本
『国産ロケットの父 糸川英夫のイノベーション』 田中猪夫著 日経BP 2200円 国産ロケット開発の父と称される工学者・糸川…
2024年5月3日
-
『監督が怒ってはいけない大会がやってきた』 益子直美、北川美陽子、北川新二著 方丈社 1760円
話題の本
『監督が怒ってはいけない大会がやってきた』 益子直美、北川美陽子、北川新二著 方丈社 1760円 子供たちがミスしてもとがめ…
2024年5月3日
-
『「頭がいい」とはどういうことか』 毛内拡著 ちくま新書 990円
話題の本
『「頭がいい」とはどういうことか』 毛内拡著 ちくま新書 990円「あの人は頭がいい」などとしばしば耳にするが、「頭のよさ」…
2024年5月3日
-
4月11日～4月17日（ビジネス／新書）
丸善丸の内本店 週間ランキング
ビジネス1 無重力リーダーシップ 礒谷幸始著 クロスメディア・パブリッシング 1738円2 経営中毒 社長はつらい、だから…
2024年5月3日
-
階級を固定する「体験格差」の解消には社会が子どもの豊かな体験を支える必要がある ブレイディみかこ
書評 読書日記
×月×日 9年前に、ネットのニュースメディアに「労働者階級の子どもは芸能人にもサッカー選手にもなれない時代」という記事を書い…
2024年5月3日
-
荷風や藤村らを虜にしたパリの魅力を元仏大使の目で描く 本村凌二
歴史書の棚
いま出ている『テルマエと浮世風呂』（NHK出版新書）は古代ローマと大江戸日本の比較史なのだが、以前その出版を別の出版社に持…
2024年5月3日
-
ネット時代の子どものメンタルに警鐘鳴らす本が米でベストセラーに 冷泉彰彦
海外出版事情
日本で子どものスマホ依存やネットいじめが社会問題化しているが、アメリカでも近年は大きな問題とされ、この問題に関して厳しく警…
2024年5月3日
-
金融史の革命にして創造的破壊者であるインデックス・ファンドの誕生と成長を活写 評者・井堀利宏
Book Review
『TRILLIONS ［物語］インデックス・ファンド革命』著者 ロビン・ウィグルスワース（『フィナンシャル・タイムズ』紙記者…
2024年4月19日
-
“実質27％”賃上げへの道で地雷を踏まないための最高のガイド 評者・田代秀敏
Book Review
『日本人の賃金を上げる唯一の方法』著者 原田泰（名古屋商科大学ビジネススクール教授）PHP新書 1210円 実質賃金は今年2…
2024年4月19日
-
『トヨタ 中国の怪物』 児玉博著 文藝春秋 1870円
話題の本
『トヨタ 中国の怪物』 児玉博著 文藝春秋 1870円 トヨタ自動車の中国事業を躍進させ、上司の豊田章男氏を社長に押し上げた…
2024年4月19日
-
『資本市場に向けた人的資本開示』 大和総研編著 きんざい 2420円
話題の本
『資本市場に向けた人的資本開示』 大和総研編著 きんざい 2420円 2023年3月期の有価証券報告書から「人的資本」の情報…
2024年4月19日
