斎藤太郎氏
掲載記事 41件
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物価高の経験が変えるインフレ予想 斎藤太郎
独眼経眼
消費者物価上昇率は、円安に伴う輸入物価上昇を起点として、2年半にわたって2%を上回っているが、中長期的な物価上昇率の水準に…
2024年11月15日
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円高で為替要因の収益上振れは止まる 斎藤太郎
独眼経眼
ドル・円の為替レートは、日米金利差の拡大などを背景に、2021年ごろからほぼ一貫して円安・ドル高傾向が続いてきた。24年6…
2024年9月13日
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設備投資の実像はGDPと短観のどちらか 斎藤太郎
独眼経眼
日銀短観をはじめとした設備投資計画が堅調であるにもかかわらず、GDP統計の設備投資は低調な推移が続いている。GDP統計の実…
2024年7月26日
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23年度の名目賃金“伸び悩み”は誤りだった 斎藤太郎
独眼経眼
厚生労働省の「毎月勤労統計」によると、2023年度の名目賃金(1人当たり現金給与総額)は前年度比1.3%増となり、22年度…
2024年6月14日
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“年収の壁”の抜本的対策は人手不足の歯止めにも 斎藤太郎
独眼経眼
日本経済のコロナ禍からの回復ペースは緩やかなものにとどまっているが、企業の人手不足感は急速に高まっている。日銀短観の雇用人…
2024年4月19日
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厚労省の「毎月勤労統計」は実態の正確な反映なのか 斎藤太郎
独眼経眼
2023年の春闘賃上げ率は30年ぶりの高さとなったが、実際の賃金は伸び悩みが続いている。 厚生労働省の「毎月勤労統計」によ…
2024年3月1日
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今春闘の賃上げ率見通しは4.0% 大企業から積極的な賃上げを 斎藤太郎
株バブル超え
2023年の春闘賃上げ率は3.60%(厚生労働省調査)と30年ぶりの高水準となったが、物価上昇率の高止まりが続いたため、実…
2024年2月26日
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新春誌上座談会 日本株は4万円に迫る? 日銀の政策変更に注目
独眼経眼
2024年の日本経済はどこに向かうのか──。本誌人気コラム「独眼経眼」を執筆する5氏に見通しを聞いた。(構成=中西拓司・編…
2024年1月29日
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常態化した経済対策の効果は限定的 斎藤太郎
独眼経眼
政府は、追加歳出13.2兆円の経済対策(デフレ完全脱却のための総合経済対策)を策定し、この裏付けとなる2023年度補正予算…
2024年1月12日
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アベノミクスで雇用は回復 賃上げと“トリクルダウン”は不発 斎藤太郎
日本経済総予測2024
アベノミクスは日本経済に何をもたらしたのか。物価高、人手不足に直面する今、検証する。>>特集「日本経済総予測2024」はこ…
2023年12月11日
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日本の潜在成長率は過小評価されている 斎藤太郎
独眼経眼
日銀、内閣府が推計する日本の潜在成長率はいずれもゼロ%台半ばとなっているが、以下に述べるような理由で過小評価されている可…
2023年11月10日
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高所得者ほど恩恵が大きい物価抑制策としての補助金政策 斎藤太郎
独眼経眼
円安、原油高が再び進んでいることを受けて、政府は2023年9月までとしていた激変緩和措置(電気代、都市ガス代、ガソリン、灯…
2023年9月29日
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日銀の物価安定目標は未達成なのか 斎藤太郎
独眼経眼
6月の全国消費者物価指数(生鮮食品を除く総合)は前年同月比3.3%上昇した。2022年4月に同2.1%上昇となった後、15…
2023年8月18日
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実質賃金のプラス転化は24年か 斎藤太郎
独眼経眼
厚生労働省の4月の毎月勤労統計によると、現金給与総額(1人当たり)は前年比0.8%増となり、3月の同1.3%増から伸び率が…
2023年6月30日
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インバウンド消費の“急回復”は一時的? 斎藤太郎
独眼経眼
新型コロナウイルス感染症に関する水際対策の段階的な緩和を受けて、インバウンド需要が急回復している。 日本政府観光局(JNT…
2023年5月12日
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電気代値上げで物価は高止まる 斎藤太郎
独眼経眼
2022年12月の消費者物価(生鮮食品を除く総合、以下コアCPI)は前年比4.0%と41年ぶりの高い伸びとなった。 コアC…
2023年2月17日
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賃上げが成長につながれば結果的に生産性は向上する 斎藤太郎
賃上げサバイバル
「インフレを上回る賃上げ」はすぐには困難だが、1人当たりGDPの増加を通じて、経済成長に転じる好機だ。>>特集「賃上げサバイ…
2023年1月30日
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インバウンドの完全復帰は一体いつになるのか 斎藤太郎
独眼経眼
新型コロナウイルスの影響でほぼ消失していたインバウンド需要が、ここにきて急回復している。 日本政府観光局(JNTO)によれ…
2023年1月13日
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物価高でそろった賃上げ3要素 春闘で2.75%アップか 斎藤太郎
2023 投資のタネ
名目賃金が伸び悩むなかで、消費者物価が大きく上昇したため、実質賃金は大幅に下落している。現在は、コロナ禍の行動制限の影響で…
2023年1月4日
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賃上げ機運高まるも、物価上げ幅を下回る公算大 斎藤太郎
独眼経眼
名目賃金は増加傾向が続いているが、消費者物価上昇率が大きく高まったため、2022年4月以降は実質賃金の伸びがマイナスとなっ…
2022年12月2日
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「3%物価上昇」31年前との大きな落差=斎藤太郎
独眼経眼
2022年9月の消費者物価(生鮮食品を除く総合、以下コアCPI)は、上昇率が前月から0.2ポイント拡大し、前年比3.0%と…
2022年10月28日
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輸出に日本経済の「けん引役」を期待してはいけない=斎藤太郎
独眼経眼
世界経済は、新型コロナウイルスの影響で2020年に急減速した後、21年は高成長を記録したが、ここにきて減速傾向が鮮明となっ…
2022年9月22日
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日本経済を冷え込ませる「自動車減産ショック」に底打ちの兆し=斎藤太郎
独眼経眼
鉱工業生産は、新型コロナウイルス禍の影響で2020年4~6月期に前期比16・8%減と急速に落ち込んだ後、7~9月期以降増加…
2021年11月20日
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手厚い雇用対策のしわ寄せ若者に=斎藤太郎
独眼経眼
雇用情勢は新型コロナウイルスの影響で悪化したが、過去に例を見ない手厚い雇用対策を背景に、失業率は3%程度で踏みとどまってい…
2021年3月27日
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増税後の年齢別物価上昇率に格差=斎藤太郎
独眼経眼
消費者物価(生鮮食品を除く総合、コアCPI)上昇率は2019年10月の消費税率引き上げ後もゼロ%台の低水準で推移している。…
2020年2月15日
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楽観的すぎる政府の経済見通し=斎藤太郎
独眼経眼
政府は2019年12月18日、20年度の経済見通しを閣議了解し、実質GDP成長率の見通しを1・4%とした。 景気は消費税率…
2020年1月11日
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増税前駆け込み需要は前回の4割=斎藤太郎
独眼経眼
2019年7〜9月期の国内総生産(GDP)統計では、消費増税前の駆け込み需要を主因として個人消費が前期比0・4%の増加とな…
2019年11月30日
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補正・経済対策「まずありき」 見直し求められる予算編成=斎藤太郎
エコノミストオンライン
安倍晋三首相は11月8日、経済対策の策定を指示した。台風19号などを踏まえた災害対策、消費増税対策、東京五輪後の景気底上げ…
2019年11月18日
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高齢者1人当たり雇用者所得が増加=斎藤太郎
独眼経眼
企業の人手不足感が強まるなか、雇用者数は女性、高齢者を中心に増加している。雇用者数は2013年から18年までの6年間で43…
2019年10月26日
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低迷が続く家計の可処分所得=斎藤太郎
独眼経眼
8月9日に内閣府から2019年1~3月期までの家計可処分所得・家計貯蓄率四半期別速報が参考系列として公表された。 これまで…
2019年9月21日
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消費増税前後は景気判断が困難に=斎藤太郎
独眼経眼
今年10月の消費税率10%への引き上げまで2カ月を切った。3月に景気動向指数の基調判断が「悪化」に下方修正され、5月には「…
2019年8月17日
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平均退職年齢はすでに70歳=斎藤太郎
独眼経眼
6月21日に閣議決定された「成長戦略実行計画」には、人生100年時代を見据えた70歳までの就業機会の確保が盛り込まれた。6…
2019年7月5日
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消費増税後に内外需総崩れのリスク=斎藤太郎
独眼経眼
5月20日に内閣府が公表した2019年1~3月期のGDP(国内総生産)1次速報では、実質GDPが前期比年率2.1%増となり…
2019年6月1日
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基調判断「悪化」でも景気後退に直結せず=斎藤太郎
独眼経眼
内閣府の「景気動向指数」では、1月のCI(コンポジット・インデックス、景気変動の大きさを示す)一致指数が前月差2.5ポイン…
2019年4月20日
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消費増税対策の恩恵は高所得者が大きい=斎藤太郎
独眼経眼
2019年10月に予定されている消費税率引き上げによる家計の負担額は、大規模な増税対策によって1997年度、14年度を大き…
2019年3月16日
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「毎勤」問題の核心 国民が使える統計に=斎藤太郎
統計の泥沼
「毎月勤労統計」の不正問題が発覚したのは2018年末だが、筆者をはじめとしたエコノミストの多くは18年1月分の賃金上昇率が上…
2019年2月25日
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過剰な増税対策は景気の谷を深める=斎藤太郎
独眼経眼
政府は、2019年10月に予定されている消費税率の引き上げが経済に影響を及ぼさないよう政策を総動員する方針だ。具体的な対策…
2018年12月29日
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それほど伸びていなかった賃金=斎藤太郎
独眼経眼
賃金の基調が見極めにくくなっている。厚生労働省の「毎月勤労統計」は2018年1月調査で「調査対象事業所の部分入れ替え(ロー…
2018年11月24日
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外国人が押し上げる労働力人口=斎藤太郎
独眼経眼
団塊の世代が2007年に60歳に到達することが意識され始めた05年ごろから、日本は深刻な人手不足に陥ることが懸念されるよう…
2018年10月20日
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IT関連財の在庫増に歯止めかからず=斎藤太郎
独眼経眼
2018年7月の鉱工業生産指数(速報)は前月比0・1%の低下となった。6月速報と同時に公表された製造工業生産予測調査では、7…
2018年9月18日
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設備投資意欲は高まっていない=斎藤太郎
独眼経眼
日銀短観6月調査では、2018年度の設備投資計画(含む土地投資額、除くソフトウエア投資額、研究開発投資額)が前年度比7・9…
2018年8月6日