出版業界事情
掲載記事 147件
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「本×ネット」の試みと課題=永江朗
出版業界事情
「続きはウェブで」という表示をテレビCMで見かけるようになったのは10年ぐらい前からだろうか。いまや新聞や雑誌の広告でも、Q…
2020年5月15日
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自助努力で乗り切れない危機=永江朗
出版業界事情
出版業界も例外なく新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けている。カミュの小説『ペスト』(新潮文庫)がベストセラーになった…
2020年4月24日
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出版系コワーキングスペース続々=永江朗
出版業界事情
取次大手のトーハンが、コワーキングスペース(個人が任意で仕事に使えるオープンスペース)の事業を開始。その第1号店となる「H…
2020年4月10日
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臨時休校で注目の電子書籍。格差懸念も=永江朗
出版業界事情
新型コロナウイルスの感染拡大によって、電子書籍の存在感が増している。 安倍晋三首相が全国一斉休校とするよう要請したのが2月…
2020年3月27日
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中国 忘却される天安門事件。政府と人民は共犯=辻康吾
海外出版事情
新型コロナ肺炎について、その沈静化や生産回復を伝える公式情報と、人気のない街頭や路頭をさまよう労働者の姿を伝えるユーチュー…
2020年3月20日
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画期的な『小説現代』復刊=永江朗
出版業界事情
月刊小説誌『小説現代』(講談社)が復活した。同誌がリニューアルのために休刊を予告したのは2017年の秋だった。その1年後、…
2020年3月13日
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アメリカ 「文化盗用」論争に巻き込まれたベストセラー=冷泉彰彦
海外出版事情
女優のオプラ・ウィンフリー氏の主宰する「オプラ・ブッククラブ」は、アメリカの出版界における権威を確立して久しい。新刊書籍が…
2020年3月6日
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アマゾンジャパンが卸業務スタート=永江朗
出版業界事情
アマゾンジャパンが書店への卸業務を開始するというニュースが、出版界に衝撃を与えている。「ついにアマゾンが取り次ぎ業務に参入…
2020年2月28日
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「本+人」で大盛況の二子玉川本屋博=永江朗
出版業界事情
全国出版協会・出版科学研究所の発表によると、2019年の紙の書籍・雑誌の推定販売額は前年比4・3%減の1兆2360億円。1…
2020年2月14日
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相次ぐ書店閉店に、マージン増の提言=永江朗
出版業界事情
丸善ジュンク堂書店は、ジュンク堂書店の京都店とロフト名古屋店を2月29日で閉店すると発表した。閉店の理由について、両店のサ…
2020年1月31日
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販売強化なるか。新たな日経BP誕生=永江朗
出版業界事情
ともに日本経済新聞社の子会社である日経BP(ビーピー)と日本経済新聞出版社が4月1日、経営統合する。存続会社は日経BP。年…
2020年1月17日
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活況の証しか 沖縄県産本専門取次が誕生=永江朗
出版業界事情
俗に「出版は東京の地場産業」と言われるほど、出版社は東京に集中している。首都圏が大消費地であることや、企業や官庁が集中して…
2020年1月3日
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樹木希林頼り? 2019年の出版界=永江朗
出版業界事情
出版取次大手の日本出版販売(日販)とトーハンは、11月29日、2019年の年間ベストセラーを発表した(集計期間は18年11…
2019年12月13日
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アメリカ 前国連大使のトランプ称賛本、その真意は?=冷泉彰彦
海外出版事情
ニッキー・ヘイリー氏といえば、インド系の女性として常に共和党の次世代リーダーと目される一人だ。移民2世として、保守的な南部…
2019年12月6日
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スリム化して一新した『現代用語』=永江朗
出版業界事情
毎年、11月半ばになると書店の店頭に高く積まれた『現代用語の基礎知識』(自由国民社)。今年はその風景が少し違っている。同書…
2019年11月29日
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取次大手の社名変更が意味するもの=永江朗
出版業界事情
出版取次の「株式会社大阪屋栗田」は11月1日、「楽天ブックスネットワーク株式会社」に社名を変更した。大阪屋栗田は書籍・雑誌…
2019年11月15日
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「セブン・プラス新書」で影響力増すコンビニ=永江朗
出版業界事情
また新たな新書レーベルが誕生した。セブン&アイ出版が10月1日に始めた「セブンplus(プラス)新書」だ。第1弾のラインア…
2019年11月1日
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アパレル系メディアに移る雑誌ノウハウ=永江朗
出版業界事情
全国にセレクトショップを展開する「アーバンリサーチ」が、ウェブメディア「URBAN(アーバン) RESEARCH(リサーチ…
2019年10月18日
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今回は明るい話題! 新レーベルに創刊、復刊=永江朗
出版業界事情
このところ休刊や閉店、倒産など暗い話題が多かった出版界、ひさびさに新レーベルや新雑誌の創刊、そして雑誌復刊が続いている。 …
2019年10月4日
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嫌韓記事が象徴する出版界の貧しさ=永江朗
出版業界事情
『週刊ポスト』9月13日号が起こした騒動は、日本の出版ビジネスと雑誌ジャーナリズムが置かれている状況を、あらためて浮き彫りに…
2019年9月20日
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「紙から電子へ」加速するコミック=永江朗
書評
電子書籍の市場が拡大している。全国出版協会・出版科学研究所の発表によると、今年上半期(1~6月)の販売額は1372億円で、…
2019年9月6日
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「アルバイト」を一般語にした求人サイト終了=永江朗
出版業界事情
インターネットとスマートフォンアプリによるアルバイト求人情報サービス「an」が、2019年11月25日で終了する。運営企業…
2019年8月23日
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日韓共通テーマとしてのフェミニズム=永江朗
出版業界事情
雑誌『文藝』2019年秋季号(河出書房新社、1380円)が、文芸誌としては異例の売れ行きを見せている。7月5日発売の同号は…
2019年8月2日
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希望の拠点「フルハウス」が増床へ=永江朗
出版業界事情
作家の柳美里さんが書店「フルハウス」を開いたのは昨年の4月。立地する福島県南相馬市小高区は福島第1原発から半径20キロ圏の…
2019年7月19日
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公正な競争妨げる大手チェーンの寡占=永江朗
出版業界事情
札幌市のなにわ書房が6月21日、札幌地裁に破産を申請した。原因は書籍・雑誌の販売落ち込みと収益力低下といわれる。負債総額は…
2019年7月5日
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出版×文具は、打開策足りうるか?=永江朗
出版業界事情
出版取次大手のトーハンが、文房具メーカー、デルフォニックス(東京都目黒区)と資本業務提携、同社を連結子会社化した。事業領域…
2019年6月21日
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「Tマガジン」開始で書店との共存は?=永江朗
出版業界事情
「TSUTAYA(ツタヤ)」を展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)グループが5月21日、雑誌の定額読み放題サ…
2019年6月7日
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書店の万引き対策、新展開へ=永江朗
出版業界事情
書店の万引き対策が大きく変わろうとしている。 書店にとって万引きは、頭の痛い問題である。書籍・雑誌は利益率が低いので、盗ま…
2019年5月24日
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卸値60%! 波紋呼ぶ幻戯書房の決断=永江朗
出版業界事情
文芸書の出版で知られる幻戯書房が、取次(販売会社)や書店への卸値を本体価格の60%にすると宣言して、大きな話題となっている…
2019年5月10日
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ベストセラーを置かない本屋の、次の手=永江朗
出版業界事情
大阪・心斎橋の「スタンダードブックストア」が4月7日で閉店した。同店は「本屋ですが、ベストセラーはおいてません。」というキ…
2019年4月19日
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中国、九州地方で発売日がさらに遅延=永江朗
出版業界事情
出版物流が危機的な状況にある。ついに4月1日から、中国地方5県と九州7県で、雑誌と書籍の発売日がこれまでよりもさらに1日遅…
2019年4月5日
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コミック専門の高岡書店が閉店=永江朗
出版業界事情
東京・神田神保町の高岡書店が3月31日で閉店する。コミック専門店の草分け的存在で、「コミック高岡」の名で親しまれてきた。大…
2019年3月22日
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違法ダウンロードと表現の萎縮=永江朗
出版業界事情
海賊版をダウンロードしたら、懲役もしくは罰金──。文化審議会著作権分科会は2月13日、音楽や映像、漫画などすべての著作物に…
2019年3月8日
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アマゾンの直取引が意味するもの=永江朗
出版業界事情
アマゾンジャパンは書籍・雑誌・コミックについて、買い切りを条件に出版社と直接取引していく試みを年内に開始すると発表した。こ…
2019年2月22日
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コンビニから成人誌が消える=永江朗
出版業界事情
成人向け雑誌が大手コンビニの店頭から姿を消すことになった。1月21日、業界1位のセブン-イレブンと3位のローソンが8月末ま…
2019年2月8日
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著作権保護期間延長は弊害だらけ=永江朗
出版業界事情
環太平洋パートナーシップ協定(TPP)が2018年12月30日に発効した。これに伴い著作権法が改正されて、死後50年だった…
2019年1月25日
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書籍・雑誌に軽減税率を適用すべきではない理由=永江朗
出版業界事情
消費増税まで1年を切ったが、軽減税率やポイント還元をめぐって各方面で議論と混乱が続いている。出版界も例外ではない。 出版4…
2019年1月11日
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取次大手の物流協業は波乱含み=永江朗
出版業界事情
出版取次大手の日本出版販売(日販)とトーハンは、物流協業に関する検討を開始すると発表した。背景にあるのは物流の危機的な状況…
2018年12月21日
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永江朗の出版業界事情 『出版ニュース』『DAYS JAPAN』休刊へ
出版業界事情
出版ニュース社は旬刊の出版業界誌『出版ニュース』を2019年3月下旬号で休刊する。また、同社が発行してきた『出版年鑑』も1…
2018年12月7日
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永江朗の出版業界事情 誕生から80年。新書のしぶとい魅力
書評 出版業界事情
2018年は新書が誕生して80年である。1938年11月20日、岩波書店が岩波新書を創刊した。いまや新書は日本人の読書にと…
2018年11月22日
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永江朗の出版業界事情 出版界に反省促す読書世論調査
書評 出版業界事情
今年も読書週間前日の10月26日に、読書世論調査の結果が発表された。同調査は毎日新聞社が1947年に開始したもので、今年で…
2018年11月9日
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永江朗の出版業界事情 「本の日」は背水の陣の悲鳴?
書評 出版業界事情
11月1日は「本の日」である。東京都区内を除く全国各地方の有力書店が加盟する書店新風会が制定し、昨年、日本記念日協会へ申請…
2018年10月26日
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永江朗の出版業界事情 広がる「コンビニ+書店」複合店
書評 出版業界事情
取次最大手の日本出版販売(日販)は、この8月、100%子会社のNICリテールズとファミリーマートとの包括提携契約を締結し、…
2018年10月12日
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永江朗の出版業界事情 異常な返品率がもたらす環境負荷
書評 出版業界事情
英国高級ブランドのバーバリーは、売れ残り品の廃棄処分を中止すると発表した。この7月、同社がブランド保護のために大量の売れ残…
2018年10月1日
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永江朗の出版業界事情 出版流通は今や崩壊寸前
書評 出版業界事情
以前この欄で、出版物輸送量の偏りを是正するため、一部の雑誌の発売日を変更する取り組みについて紹介した(2月27日号)。だが…
2018年9月18日
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永江朗の出版業界事情 マンガ図書館Zの新たな試み
書評 出版業界事情
「マンガ図書館Z」はコミックを無料で読めるサイトである。絶版になったコミックを著作権者の許諾のもとに公開し、広告収入を著作権…
2018年9月3日
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永江朗の出版業界事情 「朝の読書」運動30周年
書評 出版業界事情
よく「若者の読書ばなれ」といわれるが、小中学生は意外と本をよく読んでいる。昨年おこなわれた毎日新聞第63回学校読書調査によ…
2018年8月20日