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「危機」や「崩壊」より深刻な“霞が関”の事態とは 古賀茂明
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古賀茂明の闘論席 霞が関の危機が叫ばれ始めたのはもう何年も前のことだ。河野太郎デジタル相は、今やそれは単なる危機ではなく「崩…
2022年12月12日
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真の保守は善悪を区別できる 小林よしのり
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小林よしのりの闘論席「善悪二元論」を幼稚だと否定する風潮が、知識人の間では大勢になったような気がする。 かつて、オウム真理教…
2022年12月5日
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「2大政党制=民主主義の理想」は思い込み 片山杜秀
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片山杜秀の闘論席 米国の選挙。近年、予想が当たらなくなった気がする。特にトランプ氏が大統領選挙に当選した頃からだ。世論調査や…
2022年11月28日
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AI将棋にAIカーリング、次はAIサッカー? 池谷裕二
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池谷裕二の闘論席 将棋や囲碁においてヒトを凌駕(りょうが)する人工知能(AI)が達成されて以降、次なる目標はスポーツに向けら…
2022年11月21日
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半導体競争でようやく危機感を持った経産省 古賀茂明
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古賀茂明の闘論席 先日、経済産業省の関係者が嘆くのを聞いた。──アメリカに産業政策を教えてもらうなんて、経産省のDNAはどこ…
2022年11月11日
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プーチン失脚まで続く戦争 小林よしのり
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小林よしのりの闘論席 戦争を「ひとごと」にしておきたい日本人には、真実を突き付けたい。 国家を超える思想が生まれない以上、戦…
2022年11月7日
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世の終わりを受け入れた人々と核兵器 片山杜秀
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片山杜秀の闘論席 ロシアがウクライナに侵攻して以来、『見えざる街キーテジと聖女フェヴローニヤの物語』のことが思い出されてなら…
2022年10月31日
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唯一の戦争被爆国に育った国民として知るべき学説 池谷裕二
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池谷裕二の闘論席 核戦争が勃発したら人類は絶滅する。核保有反対、核戦争反対。唯一の戦争被爆国に育った国民として声を大にして…
2022年10月24日
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改めて日本の戦争責任を考える材料として 古賀茂明
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古賀茂明の闘論席 今年は、日中国交正常化50周年。盛大に祝うべき年だ。しかし日中共同声明が出された9月29日の記念日に、政府…
2022年10月17日
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日本の自称保守派は何を保守したいのか 小林よしのり
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小林よしのりの闘論席「戦争の最終目的は相手国の憲法を変えることである」というのは、憲法学の通説だ。米軍も日本を武力で占領して…
2022年10月11日
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三つの50周年が照らす日中関係の今 片山杜秀
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片山杜秀の闘論席 1972年2月21日、ニクソン大統領が北京を訪問。5月15日、沖縄返還。9月29日、日本は中華人民共和国と…
2022年10月3日
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AIの発明をAIが審査する日に向けて 池谷裕二
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池谷裕二の闘論席 日本を代表する文学賞の一つ「星新一賞」に、今年初めて人工知能(AI)を使った作品が入賞した。AIが編み出し…
2022年9月26日
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韓国の「対中弱腰外交」から学べること
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古賀茂明の闘論席「日本にバランス外交はできませんよ」 言い放ったのは、韓国の政府高官A氏だ。米国一辺倒の外交安保政策を採る日…
2022年9月12日
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「反日カルト」と結託した政権を支持する「自称保守」の正体が露呈して愉快である=小林よしのり
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小林よしのりの闘論席 安倍晋三元首相を殺害した山上徹也容疑者が、犯行の動機として「旧統一協会」と安倍氏の結びつきを挙げたこと…
2022年9月5日
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権力が権威も備えようとする傾向について=片山杜秀
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片山杜秀の闘論席 権威と権力を分ける。国家統治のひとつの座りのいい仕方だ。日本なら、権威を担う天皇と、権力を担う将軍。そうい…
2022年8月29日
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社会的通念に縛られる科学は健全ではない=池谷裕二
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池谷裕二の闘論席 婦人運動は明治時代から歴史があるが、婦人参政権が成立するのは60年以上を経た1945年冬である。敗戦後の連…
2022年8月22日
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安倍元首相の国葬に反対する三つの論拠=古賀茂明
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古賀茂明の闘論席 岸田文雄内閣が故安倍晋三元首相の国葬を行うことを閣議決定したことに批判が高まっている。史上最長政権であるこ…
2022年8月16日
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奇妙で「致命的な歪み」=小林よしのり
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小林よしのりの闘論席 安倍晋三元首相を殺害した山上徹也容疑者は、ツイッターに「安倍政権の功を認識できないのは致命的な歪(ゆ…
2022年8月1日
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62年前の秋、宏池会創設者は立派だった=片山杜秀
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片山杜秀の闘論席 岸田文雄首相は自民党の大派閥、宏池会のリーダーでもある。元は池田勇人が総理を目指して作ったグループだ。高…
2022年7月25日
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隔絶地を結ぶ医療用ドローンの試み=池谷裕二
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池谷裕二の闘論席 新型コロナウイルスの陰に隠れて、すっかり話題から消えたエボラウイルス。1976年にコンゴ民主共和国のエボラ…
2022年7月19日
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同じボロボロの未来でも自民と野党では大きな違い=古賀茂明
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古賀茂明の闘論席 参院選で物価高と円安が大きな争点になった。首相や日銀総裁と結び付けた「岸田インフレ」「黒田円安」は分かりや…
2022年7月11日
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こじらせ親露より国際法遵守=小林よしのり
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小林よしのりの闘論席 ウクライナ問題は、元来は「国境線の修正」という「ローカルな問題」であり、プーチン大統領からすれば、ソ連…
2022年7月4日
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フルトヴェングラーとゲルギエフの覚悟=片山杜秀
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片山杜秀の闘論席 ヴィルヘルム・フルトヴェングラーというクラシック音楽の大演奏家がいた。ドイツ人の指揮者である。20世紀前半…
2022年6月27日
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「制脳権」争いとしてのウクライナ侵略=池谷裕二
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池谷裕二の闘論席「制脳権」という言葉を最近耳にする。要するに「世論操作」で、目新しい概念ではない。用語自体も10年ほど前から…
2022年6月20日
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米国の顔を見て危機をあおる日本のリーダーたち=古賀茂明
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古賀茂明の闘論席 最近、「日本の危機」という言葉をよく耳にする。借金大国、少子高齢化、産業競争力喪失、IT敗戦、再生可能エネ…
2022年6月13日
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意味のないマスクにこだわるバカ=小林よしのり
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小林よしのりの闘論席 インフルエンザ流行時は、ドアノブからの接触感染に注意するようにと普通に言われていた。『人体大全』(ビル…
2022年6月6日
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「国際社会は反ロシア」という戦略的レトリック=片山杜秀
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いささか旧聞に属するが、国連総会で4月7日、ロシアを国連の人権理事会の理事国から外すか否かの採決が行われた。結果は、賛成9…
2022年5月30日
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顔認識AIのリスク踏まえた法的規制を
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池谷裕二の闘論席 人工知能の発達によって特に大きな進歩があったのは画像解析の分野。理由はシンプルだ。ディープラーニング(深層…
2022年5月23日
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トヨタも経産省もEV推進へかじを切れ=古賀茂明
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古賀茂明の闘論席 テレビを見ていて気になることがある。連日流れるトヨタ自動車のCMで、消費者は日本の自動車メーカーが電気自動…
2022年5月16日
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戦時国際法の無視は「国家テロ」とも呼ぶべき暴挙
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小林よしのりの闘論席 ロシアは戦時国際法を守る気が全くない。 本来、戦争は軍隊と軍隊の戦闘行為であり、単なる殺人ではない。戦…
2022年5月9日
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日露戦争に見る文明人の節度 =片山杜秀
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片山杜秀の闘論席 1904(明治37)年、日露戦争が勃発した。二つの国家は朝鮮問題を巡り、ずっともめていた。 しかし、その一…
2022年4月25日
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池谷裕二の闘論席
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古代ギリシャの文書を補完する人工知能(AI)が、3月『ネイチャー』誌に発表された。古代ギリシャ時代には、まだ紙は発明されて…
2022年4月18日
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台湾有事の議論に沖縄の視点が欠けている=古賀茂明
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古賀茂明の闘論席 米中対立激化で「台湾有事は日本有事」という言葉が広がった。冷静に考えればそう簡単に起こるとは思えない中国に…
2022年4月11日
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ウクライナの戦士は国際法を守る英雄だ=小林よしのり
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小林よしのりの闘論席 ロシアが現在ウクライナでやっていることは、国際法を完全に無視した蛮行である。 これを許したら世界は弱肉…
2022年4月4日
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片山杜秀の闘論席
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『ノストラダムスの大予言』。五島勉の著書である。1973年11月の刊行。すぐにミリオンセラーになった。16世紀フランスの大占…
2022年3月28日
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池谷裕二の闘論席
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中国農業農村部は今年1月、ゲノム編集された作物を承認するための新しいガイドライン概要を発表した。遺伝子組み換え作物の認可に…
2022年3月22日
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北朝鮮とロシアに共通する米国への不信感とは=古賀茂明
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古賀茂明の闘論席 ロシアによるウクライナ侵略のさなか、北朝鮮が今年8度目のミサイル発射実験を行った。今後は、4年前に中止した…
2022年3月14日
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旧宮家の子孫を皇室にすべきとの主張は「いるいる詐欺」にすぎない=小林よしのり
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小林よしのりの闘論席 皇族の数が減少し続け、皇室は将来消滅するかもしれない危機にある。原因は、女性皇族は結婚したら一般国民に…
2022年3月7日
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キエフが平城京や平安京なら、モスクワは鎌倉か江戸=片山杜秀
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片山杜秀の闘論席 キエフ大公国という国が9世紀にできた。国といっても、諸豪族の緩やかな連合体のような、国らしくない国であった…
2022年2月28日
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高騰するインスリン価格 製薬界も政界も患者ファーストでない米国=池谷裕二
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池谷裕二の闘論席 米国でのことだがと断ったうえで、同国に特有なインスリン事情について述べたい。インスリンは血糖値を下げるホル…
2022年2月21日
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EUが原発を「グリーン」に分類しても日本の議論に影響はない=古賀茂明
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古賀茂明の闘論席 欧州連合(EU)の行政機関である欧州委員会は1月1日、原子力発電と天然ガス(LNG)をいわゆる「EUタクソ…
2022年2月14日
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小林よしのりの闘論席
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インフルエンザは上気道(鼻から喉)のシアル酸に結合して感染するから飛沫(ひまつ)感染だ。新型コロナは口内の擦過傷や歯茎から…
2022年2月7日
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積み上がる不安の解消なしに日本経済の復活はありえない=片山杜秀
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片山杜秀の闘論席 迫水久常(さこみずひさつね)という人がいた。激動の昭和を長く国家の中枢で支えた。 1902(明治35)年生…
2022年1月31日
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時代遅れになった事実を尊重する態度=池谷裕二
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池谷裕二の闘論席 人は感情で動く。私は科学に従事する者として真実を重んじたいが、実社会では科学的真実は社会的真実にしばしば勝…
2022年1月24日
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英語は出来ずとも単純労働が得意 冗談でなくなった「出稼ぎ立国」日本=古賀茂明
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古賀茂明の闘論席 2021年末の『日本経済新聞』の1面トップに「大卒外国人の採用 『高い日本語力』要求が壁 米欧は専門性重視…
2022年1月17日
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「女性天皇賛成、女系天皇反対」は 女である限り決して天皇にはさせないという主張だ=小林よしのり
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小林よしのりの闘論席 高市早苗衆院議員が月刊誌『文芸春秋』1月号で「女性天皇には反対しない。女系天皇に反対」と発言した。 こ…
2022年1月10日
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ぬるま湯では競争も生まれない 発想の転換が必要だ=片山杜秀
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片山杜秀の闘論席 黒田東彦日銀総裁が誕生して以来、日本はどんどんお金を刷っている。そうすると景気が良くなるという。 どんな理…
2021年12月27日
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ヒトよりイヌのほうが臭いに敏感というのは誤りだ=池谷裕二
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池谷裕二の闘論席 嗅覚の鋭い動物といえば、イヌを思い浮かべる方が多いだろう。警察犬や麻薬探知犬として活躍している。一説にはヒ…
2021年12月20日
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TSMCの日本進出でみえた外交政策と産業政策のミスマッチ=古賀茂明
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古賀茂明の闘論席 最近、TSMCの4文字を頻繁に目にする。台湾の半導体メーカー「台湾積体電路製造」だ。半導体の受託生産で世界…
2021年12月13日
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コロナ禍で露呈した「和の精神」の暗黒面=小林よしのり
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小林よしのりの闘論席 日本の全体主義は、同調圧力の協力を得て盤石となる。それがコロナ禍、ワクチン禍で露呈した「和の精神」の暗…
2021年12月6日