不動産コンサル長嶋修の一棟両断
掲載記事 133件
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実質国が金利負担?コロナ禍にもかかわらず不動産が飛ぶように売れるカラクリ
不動産コンサル・長嶋修の一棟両断
不動産市場のうち、住宅市場は相変わらず好調だ。2012年12月の民主党から自民党への政権交代以降、アベノミクスや日銀の異次元…
2021年2月19日
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水防法改正へ具体施策に注目/83
不動産コンサル・長嶋修の一棟両断
近年、増加傾向にある大規模な水害。そのリスク低減を目的として、浸水可能性の高い地域で新たに住宅を建てる際、都道府県が建築制…
2021年2月15日
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ホテル不調でも市場大崩れせず/81
不動産コンサル・長嶋修の一棟両断
足元の住宅市場は絶好調。新築、中古、マンション、一戸建てとも順調な売れ行きだ。コロナショックで日経平均株価は昨年、一時1万…
2021年2月1日
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コロナで90年と同じく「資産バブル」が発生するワケ
不動産コンサル・長嶋修の一棟両断
2021年の不動産市場は「三極化」がますます加速する1年となりそうだ。日米欧のあふれる緩和マネーのうち、少なくない部分が日本…
2021年1月30日
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住まい選びでは「首長」もチェック/80
不動産コンサル・長嶋修の一棟両断
およそ100年前の1919年に制定された(旧)都市計画法が49年後の1968年に新法に改められ、市街地については住宅建設を…
2021年1月25日
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空き家問題が深刻化する日本で「廃虚タワマン」が出現するワケ
不動産コンサル・長嶋修の一棟両断
空き家問題といえばこれまでは主に「一戸建て」に焦点が当たってきたが、やがて「マンションの空き家問題」が顕在化するだろう。共同…
2021年1月24日
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「東京五輪後に不動産価格が暴落する」が全くのデマであるこれだけの理由
不動産コンサル・長嶋修の一棟両断
「東京オリンピック後に不動産価格が下がる」。こうした論調が各メディアで語られ、何となく漠然とそう信じている人が多い。たしかに…
2021年1月8日
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コロナ関係なく上昇する不動産/77
不動産コンサル・長嶋修の一棟両断
新型コロナが世界的にまん延した2020年。多くの国がロックダウン(都市封鎖)などの厳しい措置に踏み切った一方、日本の感染者…
2021年1月4日
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人手不足による手抜き工事が多発中という不動産業界の闇について
不動産コンサル・長嶋修の一棟両断
建設業界は、恒常的な人手不足で、現場の人員確保に苦心している工務店が多く、新築現場では「工期が遅れる」「工事が雑になる」とい…
2020年12月26日
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新築にこだわる日本人が知らない木造住宅の「ほんとうの寿命」
不動産コンサル・長嶋修の一棟両断
日本の住まいの常識は、古くなった中古住宅を修繕しながら長く住むより、ある一定の時期が経過したら取り壊し、新しいものを造るケー…
2020年12月19日
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ピークを超えた今こそ売り時!マンションを少しでも高く売るにはどうすればいいか
不動産コンサル・長嶋修の一棟両断
現場動向や各種データから見て、新築・中古ともにマンション市場はすでにピークを打った。いつ売ろうかとタイミングを見計らっている…
2020年12月12日
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東京を差し置いて「石川・富山・福井」が豊かな県にランクインするワケ
不動産コンサル・長嶋修の一棟両断
(1)親世帯とは別に住居を構える、(2)別居だが近くに住む、(3)子供夫婦のどちらか一方の親世帯と同居する──との選択肢だ。…
2020年12月5日
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「空き家だらけの日本は新築住宅を建てすぎ」という不動産業界のタブーについて
不動産コンサル・長嶋修の一棟両断
年間90万戸台の新築住宅を量産する日本で、空き家が増大するのは自明だ。総務省の2018年「住宅・土地統計調査」で、空き家の数…
2020年11月21日
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空き家には早めの対策・売却を/71
不動産コンサル・長嶋修の一棟両断
新築・中古、マンション・一戸建てなど物件種別によらず、昨今は契約前や大規模修繕前に、第三者の専門家によるホームインスペクシ…
2020年11月16日
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コロナ禍で多発中?「欠陥住宅」を見抜く3つのチェックポイント
不動産コンサル・長嶋修の一棟両断
とりわけ新築住宅の売れ行きが良い。それも自由設計の注文住宅ではなく、いわゆる「建て売り」が人気だ。そこで問題なのは、急激な需…
2020年11月11日
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住宅市場にバブルをもたらす「残価設定ローン」とは何か
不動産コンサル・長嶋修の一棟両断
不動産市場の中でも住宅市場にバブルを引き起こしかねない動きが、「残価設定ローン」の開発である。このローンは、借入額と将来の住…
2020年11月7日
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東京でこの先「1980年代と同じバブル」が発生する理由と背景……コロナの被害が比較的軽微な東京は狙われている
不動産コンサル・長嶋修の一棟両断
筆者は10月1日放送のNHK「クローズアップ現代+」に出演し、1980年代に見られた不動産バブルの兆しが垣間見られることを説…
2020年10月29日
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「世界的に見ても相対的に割安感」日本の不動産が海外マネーの標的になると考える理由
不動産コンサル・長嶋修の一棟両断
2012年の自民党への政権交代以降一貫して上昇を続けた地価は、新型コロナウイルスで様相が一変した。国土交通省が9月29日発表…
2020年10月25日
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「都心から地方への移住が進む」「リモートワークで空室率が高まる」アフターコロナに起きるといわれる現象が現実にはまったく起きていない理由
不動産コンサル・長嶋修の一棟両断
新型コロナウイルス感染拡大による4月の緊急事態宣言以降、不動産市場に大激変が起きた。インバウンド需要を見込んでいたホテルや…
2020年10月17日
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「築年数が古いがおしゃれ」近年人気が高まっている「リノベーション物件」でトラブルが多発している驚きの理由
不動産コンサル・長嶋修の一棟両断
リノベーションとは一般に、築年数が古いマンション室内の壁紙やフローリングを大規模改修し、新築同様に魅力的な空間へ再生するこ…
2020年10月10日
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中古マンションの良し悪しを見極めるなら「管理組合の議事録」を読むべき理由……管理が良くないマンションは価値が落ちる
不動産コンサル・長嶋修の一棟両断
今回は、限られた情報の中でどのように優良な中古マンションを探すかに焦点を当てる。 まずは管理組合の「総会の議事録」の閲覧を…
2020年10月1日
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「コロナによって東京から人口流出が起きている」は事実ではなかったというこれだけの理由……むしろ加速する一極集中とバブル経済化
不動産コンサル・長嶋修の一棟両断
新型コロナウイルスの感染拡大で「東京への人口流入が止まった」「東京への一極集中を変える歴史的転換点の可能性」との報道が散見…
2020年9月18日
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資産バブルの再来が現実味増す/62
不動産コンサル・長嶋修の一棟両断
安倍晋三首相が8月28日に辞任を表明し、世間の話題は後任が誰になるかで持ちきりだ。さらに、辞任によって景気や株価などがどう…
2020年9月14日
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修繕積立金(下) 一時金200万円も/60
不動産コンサル・長嶋修の一棟両断
マンションの「修繕積立金」の妥当額を考える。 国土交通省が2011年に公表した「マンションの修繕積立金に関するガイドライン…
2020年8月31日
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修繕積立金(上) 不足に売り主の思惑/59
不動産コンサル・長嶋修の一棟両断
修繕積立金は、将来の大規模修繕に備えたマンション所有者全員の積立貯金だが、早ければ2回目、遅くとも3回目の修繕の際に積立金…
2020年8月24日
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スラム化マンション(下) 対策を急げ/58
不動産コンサル・長嶋修の一棟両断
千葉県内のあるマンションで5年ほど前、筆者が創業したさくら事務所が協力して大規模修繕工事の費用を精査した。修繕費は7000…
2020年8月17日
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スラム化マンション(上) 急増の歴史/57
不動産コンサル・長嶋修の一棟両断
時は1960年代後半。カー(自動車)、カラーテレビ、クーラー(エアコン)の3Cが「新・三種の神器」と呼ばれ、豊かな生活の象…
2020年8月3日
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「組合」主体が管理の大前提/56
不動産コンサル・長嶋修の一棟両断
マンション管理において、管理会社は単なる業務委託先に過ぎない。主体はあくまで所有者で構成する管理組合だ。ところが、現実は組…
2020年7月27日
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住宅ローン誕生とマンションブーム/55
不動産コンサル・長嶋修の一棟両断
日本で初めての共同住宅は1926年に造られた「同潤会アパート」である。木造住宅が主流だった当時、23年の関東大震災によって…
2020年7月20日
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住宅政策が作った“空き家大国”/54
不動産コンサル・長嶋修の一棟両断
日本には、他国に当たり前のようにある「住宅総量目標」「住宅総量目安」といった目標値がない。このまま住宅数全体をコントロール…
2020年7月13日
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見た目優先の外壁タイルに潜む危建/53
不動産コンサル・長嶋修の一棟両断
我が国にマンションが登場したころ、その外装はほとんどがコンクリートに塗料を塗る「吹き付け塗装」だった。高度経済成長期に登場…
2020年7月6日
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むやみな管理会社変更は厳禁/52
不動産コンサル・長嶋修の一棟両断
マンション管理のコンサルティングには「報酬は削減できた管理費の50%です」といった成功報酬型がある。削減できれば一定割合を…
2020年6月29日
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「コロナで都心部の不動産需要が壊滅」は本当なのか=長嶋修(不動産コンサルタント)
不動産コンサル・長嶋修の一棟両断
アフターコロナで不動産市場はどう変わるか。連日このような質問が各種メディアから舞い込んでくる。世界が徐々に日常を取り戻し始…
2020年6月22日
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電気室の浸水が招く高層難民/50
不動産コンサル・長嶋修の一棟両断
マンションの「電気室」は地下にある場合が多い。しかし地下空間は水害に弱く、停電のリスクが飛躍的に高くなる。 昨年10月の台…
2020年6月15日
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地下駐車場 車の水没は自己責任/49
不動産コンサル・長嶋修の一棟両断
水は高いところから低いところへと流れる。5月16日には宮崎県えびの市で、12時間降水量が200ミリを超え、半日でひと月分以…
2020年6月8日
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割安な「半地下物件」の重大リスク/48
不動産コンサル・長嶋修の一棟両断
半地下や地下の住戸は水害リスクが増すばかりでなく、湿気や日当たりなど懸念材料が多い。それでもわざわざ作られるのは、建築基準…
2020年6月1日
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上がり続ける水災リスク/47
不動産コンサル・長嶋修の一棟両断
日本に住む私たちが決して忘れてはいけないのが「この国は災害大国である」ということ。首都圏直下型地震や南海トラフ地震の発生が…
2020年5月25日
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被災可能性の説明義務は形だけ/46
不動産コンサル・長嶋修の一棟両断
世の中の話題は新型コロナウイルス一色だが、まもなく台風や豪雨の季節がやってくる。この連載でお伝えしてきた通り、不動産市場で…
2020年5月18日
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都心部中古マンションは急落か/45
不動産コンサル・長嶋修の一棟両断
人が動かなければ経済は動かない。不動産市場は大打撃である。ホテルや民泊、マンスリーマンションをはじめ、貸会議室やイベント会…
2020年5月11日
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機能停止に追い込まれた不動産業/44
不動産コンサル・長嶋修の一棟両断
武漢から中国各地に新型コロナウイルスが広がり始めた当初、中国政府によるロックダウン(都市封鎖)により中国国内の製造や輸送が…
2020年4月27日
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日本一空き家が多い世田谷区/43
不動産コンサル・長嶋修の一棟両断
総務省の住宅・土地統計調査(2018年)によれば、日本で最も空き家が多いのは東京都世田谷区で4万9070戸。2位は同大田区…
2020年4月20日
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地形の成り立ちで決まる不動産価値/42
不動産コンサル・長嶋修の一棟両断
不動産の被災リスクを決める上で地盤や地質は重要な要素だ。被災大国日本の不動産価値は地震や大型台風などの被災リスクに応じて決…
2020年4月13日
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年度末の新居引き渡しは要注意/41
不動産コンサル・長嶋修の一棟両断
春は引っ越しのシーズン。4月に新居の引き渡しを控えている人も多いだろうが、引き渡しの際には、この時期特有の注意点がある。年…
2020年4月6日
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今年の地価上昇は当てにならない/40
不動産コンサル・長嶋修の一棟両断
2020年の地価公示は、地価の上昇が東京などの三大都市圏や、札幌や福岡といった大きな都市だけでなく、広く地方にまで及んでい…
2020年3月30日
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立地適正化で進む街の二極化/39
不動産コンサル・長嶋修の一棟両断
本格的な人口減少と少子高齢化社会が到来する。人口が減少すれば、自治体の主要財源である住民税が減る。自治体の人口密度が低下す…
2020年3月23日
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むやみなマンション建て替えは不要/38
不動産コンサル・長嶋修の一棟両断
人間と同じように、どんなマンションにもいつかは寿命が来て、建て替えを検討する時がやってくる。しかし現実には、マンションの建…
2020年3月16日
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自宅マンションでも集団感染/37
不動産コンサル・長嶋修の一棟両断
世界は新型コロナウイルスの話題一色だ。私たちにできることは手洗いやうがいの励行、マスクの着用。あとは不要不急の外出を控える…
2020年3月9日
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内陸や高台を襲う都市型洪水/36
不動産コンサル・長嶋修の一棟両断
筆者のさくら事務所は「渋谷区桜丘町」にあり、国土地理院の地形分類では「山地」「台地・段丘」に該当する。標高も高く、浸水や液…
2020年3月2日
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タワマン特有の水災リスク/35
不動産コンサル・長嶋修の一棟両断
昨年の台風19号による浸水被害は、川崎市のJR武蔵小杉駅周辺のタワーマンションエリアも襲った。タワマン十数棟のうち2棟は、…
2020年2月25日
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地名が語る歴史と災害リスク/34
不動産コンサル・長嶋修の一棟両断
地名には、その土地の歴史が刻まれていることが多い。例えば「池」や「川」はもちろん「深・浦・津・浮・湊・潮・洗・清・渡」など…
2020年2月17日